[No.16165]
Re: 谷沢永一:世界の十大伝記・プラス・ワン
投稿者:男爵
投稿日:2010/11/26(Fri) 07:55
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> この本で扱われている人物は以下のようです。
> 高橋是清 ピョートル大帝 福沢諭吉 フランクリン マルクス
> フーシェ シュリーマン ウォーレス 雍正帝 斉藤秀三郎 笹川良一
マルクス
先人たちから多くの影響を受けて本来感謝すべきなのに、マルクスは唯我独尊をいく人物なので、すべてに反論した。自分の理論に近いほど徹底的に圧殺する性格だった。エンゲルスがいなければ、貧しかったマルクスも家族も生き延びれなかったし、マルクスの理論を本に出すこともできなかった。
フーシェ
天性の裏切り者と言われながら、ルイ十六世もナポレオンもロベピエールもみんな追われて死の旅に向かうのを一人見送るかのように、しぶとく生き残った男。たえず逃げ場を考えながら世渡りをした男。ときには地下に潜って、ほとぼりがさめるまで大人しくしていた。
笹川良一
みずから志願してA級戦犯として巣鴨プリズンに入るが、証拠がなく結局釈放される。
この本に書いてあるが、密告資料の中に蝋山政道東大教授が笹川が黒竜会や児玉誉士夫と結託して闇で蓄財したとあるのは間違いである。笹川は事業家として成功して個人の資産はあるが、児玉のような政府の嘱託として組織をつくり、それを利用して蓄財したことはない、今まで多くの調査がなされたが一度も笹川の裏での資金作りが証明されたことはないとしている。右翼嫌いの文化人にでっち上げられた存在、知識人の常識を越えているからだろうと結んでいる。