著者の竹内薫は法学部で学ぶが、人間の取り決めた法律より宇宙の真理のほうが不滅であることに気がつき、転科して東大物理学科卒
文系バカ ・血液型診断や占いが気になってしかたがない ・たいていのことは「話せばわかる」と信じている コミュニケーシュン能力に自信がありすぎる ・アミノ酸、タウリンなどのカタカナ表示にすぐ飛びつく ・何でも平均値で物事を判断してしまう ・物理学と聞いただけで、難しくてわからないと思ってしまう 理系バカ ・できれば他人と深く関わらないで生きてゆきたい ・最新テクノロジーの商品を買うために徹夜しても並ぶ ・相手の関心のないことを延々と話す 女性との会話も下手 ・もっとわかりやすく説明して、とよく言われる ・わからないことは、何でもネットで検索してしまえ ものは考えよう。何か検索してもらいたければ、理系バカをおだてて検索してもらえばいい。時間の節約になるし、相手も気分がいい。 ・感動するポイントが人とズレている ・文系より理系のほうが人間として上だと信じている ・UFOや心霊現象について語ることは犯罪に近いと思う
日本における理系と文系の定義は、明治時代の旧制高校設立時に作ったものだという。 黒板とノートだけで学べる文系に対して、理系は実験設備にお金がかかる。 そこで お金のかかる学部を理系 お金のかからない学部を文系 と分類して お金のかかる学部の生徒数は絞らざるをえなかった。 そこで数学の試験をして、理系と文系に振り分けたという。 (そういうわけで、学徒出陣も、お金のかかった理系は後に残したわけか)
頭の良い人とは、バランス感覚のとれた人。 理系バカでも文系バカでもない人。
理系バカ・文系バカに陥らないための秘訣 ・まず聞き上手になる 相手の話をよく聞いてから自分の言いたいことを言う 話をさえぎらない 自分のことばかりを話さない ・文系なのに科学書漬けになってみる 思いこみで食わず嫌いになることをやめる ・理系なのにフィクションを楽しむ 小説を読むのがいい ・どんな情報も、まずは疑ってかかる 物事の裏側を読むことも大切 ・気になったものは人に話してみる 人に教えることは、自分が勉強する上でも非常に役立つ
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