著者はアラン・ピーズとバーバラ・ピーズの夫妻
われわれの思考や行動を決めるのは 胎児期に作られる脳の配線と、ホルモンの働きである。
男女平等は政治や道徳の話で、男女の本質的なちがいは科学の次元の話である。
この本では、生物学的な男女の違いを認め、したがってボーボワールのあの言葉「女は作られる」ということは否定している。 もともと男女は別なのだ。男女の得意苦手なことはホルモンや大脳の組織からくる必然的なものである。 それを認めたうえで共同で生きる知恵を与える本である。
女はうしろにも目がついている 女は周辺視野が広く、男はトンネル視が得意。
男は細部が目に入らない。
女は触れあいを大事にする。
女の言葉はごほうび たくさん話しかけてくる女は、あなたに好意をい抱いている。 話しかけてもらえなくなったら、嫌われたと思ったほうがいい。
女は声に出して考える 一日分のコミュニケーションをこなすために話をしているとき 女は口をはさまれることも、解決策を教えてもらうことも望んではいない。 男が暖炉の炎をぼんやり眺めていると、女は愛されていないと思いこむ。
女はマルチトラック 男は入り組んだ裏路地でも、A地点からB地点まで的確に移動できる。 だが、同時にいろんな話題でしゃべっている女たちのなかに放りこむと、男は完全に道に迷う。 女は話すのと聞くのをいっぺんにやりながら そのうえ不器用な男をなじるという芸当をこなす。 男と話すときの大原則。簡潔に! 一度にひとつのことしか考えさせてはいけない。
バーバラ・ピーズは方向感覚ゼロだし アラン・ピーズは引き出しかに自分の靴下を出すことができない。
女の話は遠まわし 遠まわしな話しかたは女性どうしを親密にする ただし、そのルールを知らない男には通用しない。 男は単刀直入
女性の施主から注文をとりたいときは、立体模型を作ることだ。
女の子は関係と協力を、男の子は力と地位を欲しがる。
人間関係に悩みがある女は仕事に集中できないし 仕事に行きづまっている男は人間関係にまで気が回らない。
女が興奮してしゃべっているとき、解決策を提案したり、感情を踏みにじるようなことを言ってはいけない。 話を聞いているというそぶりを前面に押し出すことだ。
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