[No.15772]
Re: 日本の中の朝鮮文化
投稿者:
投稿日:2010/09/17(Fri) 23:44
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男爵さん、みなさん、
> > 金達寿 日本の中の朝鮮文化 講談社文庫 1983
> この本で不思議に思ったことは「神社」のことです。
> > 大磯の高来神社は高麗神社が変わったもの。
> > 高麗神社で見せてもらった「高麗氏系図」は朝鮮のいわゆる族譜で、千数百年の歴史が続いていることを示す。
> > 初代は高麗王若光で、高麗神社の祭神となっているものである。
> 神社を作ること自体、もう朝鮮の文化をはなれて
> 日本人としての行為なのではないかと思うのですが。
あっしは中公文庫の「日本の朝鮮文化 座談会」というのを読みました。といってもそのごく一部ですが…。(^_-)-☆この本は、キムダルスの著書ではなく、司馬遼太郎と上田正昭、キムダルスの三人による座談会です。
武蔵国の高麗郡の郡司高麗若光をまつった高麗神社はもと郡司が相模国大磯に住んでいたことで住民が徳を讃えて高麗寺を建てたのが始まりのようですね。元は寺(!)だった。
しかも、高句麗から来た渡来人は、帰る当てのない、唐と新羅の連合軍に追われてきた人々です。神も仏も一緒くたの、移り住んだ土地の習慣に馴染んでもすこしも可笑しくないのでは?ちなみに、渡来した高麗氏のなかには、修験者(!)となったものもいるようです。
逆にあっしは、上田先生の話で、宮内庁に韓神がまつられている、というのもショックでした。また、面白いのは、司馬遼太郎が、新羅神だとか高麗神というのは、たいへんご利益があり、参勤交代の殿様がかならず立ち寄ってお参りをするし、戊辰戦役時の薩摩藩士はここでお札まで貰っていったよし。そこで、wikiの高麗神社をみると、ここへお参りした人はみんな総理大臣になっているとか。
たとえば、濱口雄幸、若槻禮次郎、斎藤実、小磯国昭、幣原喜重郎、鳩山一郎などの面々。菅さんはどうか知りませんが、鳩山さんは祖父がなっているからやはりお参りした口かも。もちろん韓国の駐日大使は、きているそうです。
ところで、東京に狛江ってありますけど、あそこも韓国に関係あるんでしょうかね?また、始めは朝鮮半島のひとたちは、尊敬されていたよし。それには、役人とか高度の技術を持った人が多かったからでしょうね。上田先生によると、明治以後はべつとして、7世紀頃までは蕃国意識はなく、むしろ憧憬の気持ちの方が強かったそうです。