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[No.16044] 五木寛之:みみずくの夜メール2 投稿者:男爵  投稿日:2010/11/05(Fri) 17:23
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読んでいて
以前に読んだことがあることに気がついた。
まあ、いい本は何度読んでもいいのだが。

ずいぶん昔の頃
あるお医者さんと共通の友人の話をしていて
「彼はいま男の更年期らしくて、あまり調子がよくないんですよ」
と言ったら、即座に
「男の更年期などありません」と叱られた。
そんなこと言ったって、五木本人は更年期だったという自覚があった。
このお医者さんはたくさんの患者におしかけられ、ゴルフもする暇もなく働きづくめなので
新しい医学書など読むこともないのだろうと推定する。
この本の後のほうに
「知恵蔵」や「イミダス」(2005年版)には、男の更年期は載っているという。

宇治の黄檗山万福寺は隠元が建てた。
宝蔵院に収蔵されている一切経(大蔵経)の版木を見て驚いた。
20字詰め、20行
いまの400字詰め原稿用紙の元祖であった。

浅草の浅草寺は天台宗の流れをくむ
聖観音宗(しょうかんのんしゅう)の寺である。
628年に漁師が隅田川から拾い上げた観音像をまつったというから
とても古い。
奈良東大寺が745年の創建というから、それより百年以上も古い寺ということになる。