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[No.16373] 広田尚敬:ローカル線を歩く 投稿者:男爵  投稿日:2011/01/04(Tue) 08:48
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著者は鉄道写真家   小学館の本  1999年

飯田線の田本駅
 降りても人家がない。
 山に入る小道を進むと行き止まりになっている。「林内に立入らないこと」の案内板
 反対側のトンネルのほうに近寄ると、物陰に狭い道があって、そこをたどると集落に通じていた。
 多くても一日に3、4人しか利用客のない駅。

津軽鉄道の金木駅
 ここは五能線の金木駅と隣り合わせになっている。
 津軽線のストーブ列車は有名。
 駅の待合室の食堂で「けの汁」を注文した著者。
 「けの汁」は野菜の残り物を使った日常食で、特別のご馳走の反対のものである。

小海線
 長野新幹線の佐久平で乗り換えて小海線に乗ると小淵沢まで続く。
 よく言われるのは野辺山の高原がいいとの評判。
 堀辰雄も「斑雪(はだれ)」で書いている。
  高原というのは、こうやってそこへ出てきたときの最初の瞬間が、なんとも言えず印象的でいいな。
 小諸駅から乗ったガソリンカーが信濃川上のカーブを抜けて、初冬の雪原の向こうに八ツ岳を見据えたときの印象である。