画像サイズ: 943×595 (85kB) | 今年の7月に 札幌に行く途中で、津軽鉄道に乗って 太宰治の生家の斜陽館に寄ってきました。寄り道の小旅行
他の機会には 五能線に乗って千畳敷に降りたり あるいは 津軽海峡線に乗って蟹田に降りたりしたことがあります。
これらの小旅行には やはり、太宰治の「津軽」を読んでおくと 思うことが多くなります。話題が広がり楽しくなる。 この小説の中で、太宰はわざわざ、自分は真実しか書かなかったと断っていますが 他の人が指摘するように、作品をうまくまとめるため、実際の経験そのままを書いたのではなく 心に浮かんだままを書いたのでした。 客観的には違うぞと言いたいのですが、太宰本人にしたらこう思ったから思ったまま書いたと弁明がありそうです。
斜陽館は当時の建築としては興味ある建物です。 次回にはわざと冬の寒いとき、ストーブ列車に乗って行きたいものです。
太宰治小年譜 1909(明治42)年 生まれる 1916(大正5)年 7歳 金木第一尋常小学校に入学 1923(大正12)年 14歳 県立青森中学校に入学 1927(昭和2)年 18歳 官立弘前高等学校文科甲類に入学 1930(昭和5)年 21歳 東京帝国大学仏文科に入学 1939(昭和14)年 30歳 井伏鱒二夫妻の媒酌で石原美知子と結婚 1944(昭和19)年 35歳 小山書店から「津軽」の執筆依頼 1945(昭和20)年 36歳 妻子を連れ金木に疎開 1948(昭和23)年 39歳 山崎富栄と玉川上水に入水 |