BEEさん ご無沙汰しています。
私の小学校は山奥の小さな学校でしたから奉安殿はありませんでした。 奉安殿の有るのは大きな町の小学校だけではなかったかと思います。
中学校には有りました。校門を入った横にコンクリ−トで神社に似た 小さな建物があり、周りには玉砂利を敷き、四隅と入口に石柱を立てて 鉄の鎖で囲っていました。
登校下校の時は奉安殿の前に直立不動の姿勢をとり挙手の敬礼をする ことになっていました。
紀元節とか天長節の式典の日には、式の始まる前に校長と教頭が奉安殿 から白布で覆った天皇陛下の御真影と教育勅語の入った桐箱を出して 恭しく頭上に押し戴いて講堂の祭壇に運びます。
その間校庭にいる生徒達は不動の姿勢をとって見送ります。
式が始まると、まず校長が祭壇の前に進み出て御真影の収められた箱の 扉を開きます、その間全員最敬礼。 そのあとで教育勅語の朗読があります。 朗読の間全員頭を下げたまま拝聴します。
皆真剣に聴いていたかって? 人のことはわかりませんが、私は朝 登校時に道ですれ違った女学生の顔を思い浮かべたりしていましたなぁ。
小学校でも同じような式を行いましたが、式が終わると先生から紅白の 饅頭をもらいました。これが一番うれしかった。
大正坊や
|