[No.273]
Re: 終戦記念日にあたって
投稿者:藤井 正義
投稿日:2007/08/23(Thu) 13:59
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小池会長さんも日本の国民性に触れておられました。小生もそんな気がしています。
古くは文明開化といって、古きよき伝統をいとも簡単にかなぐりすてて、西洋文明にかぶれてしまいました。散切り頭を叩いてみれば、文明開化の音がする。等と、一部には反省の声もあったようですが。伝統とは、封建的な悪い所もありますが、それなりに良い所があればこそ、長年の切磋琢磨を経ても、伝わり大事にされたと思います。
日本人はどうも悪いとなると、全てを否定する、良いとなると狂信的に受け入れる傾向がありますね。小生と同じく直情径行型ですので余り強調はできませんが。精神主義がだめなら、今度は物質主義に走る。その辺が危ないと思う訳です。伝統のある仏教をすてて、キリスト教に走るのもそんな感じがします。ジグザグというより、極端から極端にぶつかるまで走る傾向があるようです。
大東亜圏制覇という野望も、当時のイギリス、フランス等の植民地政策という世界的な時流に乗りたかったのではと憶測しています。「国家の品格」で藤原正彦氏が指摘されたように、片方だけではダメですね。両者のバランスをとることが大事だと思います。どうも他に振り回され易いですね。柔軟性があるというのか、自信がないというのか、私にはまだ理解しにくい所です。変ることも大事ですが、頑固なまでに守るのも大事ですね。足元の伝統文化を見直して見たいものです。
国民性は今後も研究課題ですね。この傾向は、日本だけには限らないのかもしれません。でも、60年前に比べると大分良くなった方だと思うのですが。