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[No.276] 命の大切(1) 投稿者:藤井 正義  投稿日:2007/08/24(Fri) 12:41
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 事実や雰囲気を知らない自分のコメントは差し控えましょう。ただ、言えるのは、戦争で多くの命と財産を失った。二度としたくない。という事ではないでしょうか。
 話題を転じて、「命の大切」について、私見を述べてみます。このことは多くの作品やドラマで感動的に語られてきました。私は元技術屋らしく、少し手法を変えて、理づめで考えてみました。しかし、科学的な根拠があってのことではありません。それほど感動的ではありませんが、私は「こう思う」というだけです。Iimagine! の世界です。100人ー100通りの意見があってしかるべきかと思います。

 いきなり本題に入るまえに、少し好きなドラマの話をさせて下さい。
時代劇や人情ものを観て涙がこみ上げることがよくある。実に豊かに人情が盛り込めてあるからである。強きを挫き、弱きを助けるからでもあるが、弱きものや強きものへの思いやりでもあると思う。人間が本来もっている人間愛と言えるのかも知れない。

 時代劇                 2005.2.18

「暴れん坊将軍」では吉宗将軍が悪閣僚の庶民への理不尽を裁き、「水戸黄門」では天下の副将軍が悪代官の横暴を懲らしめる基調はワンパターンである。単純で先が読めるとバカにする向きもあるが、毎回工夫が凝らされて、結構に面白いものがある。

 概ね、社会の理不尽を経験した高齢者の人気番組である。人生はそんなに単純ではなく、悪を挫くのに権力や武力を用いるのも問題がある。恐らく、一時間でドラマを終わらせるために必要な手法なのであろう。しかし、何故か溜飲が下がり、涙と共に、心が洗われる思いがする。現代劇では藤田まことが演ずる「はぐれ刑事純情派」に共感を覚える。現実にありえない嘘でも、単純明快な人情ものが好きな自分は一体何だろうと思う。

 それにしても、現代社会は複雑で多種多様になり、解かりにくい。社会正義が見当たらない。もっと単純明快にして、若者にも解かるように、人と人との信頼を取り戻したいと思うのは自分だけであろうか。

 ついでながら、黒澤明監督と三船敏郎、仲代達也の時代劇も好きだった。アメリカ版時代劇の西部劇もフアンであった。最近作られないのは何故か。ネタ切れなのか。ハリウッドの往年スター:アラン・ラッド、ジョン・ウエイン、ゲーリー・クーパー、スチーヴ・マックイン、リチャード・ウイドマーク、バートラン・カスター、グレゴリー・ペック、カーク・ダグラスなどが懐かしい。

 はぐれ刑事純情派

 久しぶりに「はぐれ刑事純情派」をみて、ドラマの基調がやっと飲み込めた。ご存知のように、人間味のある安浦刑事が主役の長寿ドラマ番組である。

上司の川辺課長と安浦刑事では、事件の捉え方がまるで違うのである。川辺課長は安浦刑事の勝手な動きにいつも腹を立てるが、最終的に老練な安浦刑事に一目置かざるを得ない上司である。そんな安浦さんに、周りの同僚や署長も信頼を寄せて、課長の目を気にしながらも協力を惜しまない。警察不信感を持つ市民まで信頼し始めることもある。

 川辺課長は事件を物的証拠や状況や目撃証言だけで犯人を割り出そうとする。いわば表面的現象で判断し、勇み足で、思い込みの強いタイプである。一方の安浦刑事は現象に惑わされないで、人間的心情の背景を探り出すタイプとでも言おうか。意外な真犯人を突き止める。それも強制的な自供を避けて、心に響くアプローチで自然な自供を待つ。現実の犯人捜査はどうなのか知らない。視聴者から見ると、昔気質ではあるが、理想的な刑事に思える。川辺課長は相変わらず、誤認逮捕の過失を免れ、安浦さんに頭が上がらない。

 この筋書き構成が毎回の基調であるが、物事を表面的事実だけで判断する怖さを教えてくれる。問題は、現実においてこの架空的方便をどう生かすか。背景調査の大変さをどうするかである。理想は現実でよく挫折するから。因みに、配役も年を重ねて、現実と合わなくなったとして、今回のシリーズで終了するそうだ。ほのぼのとした人気の刑事ドラマではある。


[No.277] Re: 命の大切(1) 投稿者:えー  投稿日:2007/08/24(Fri) 13:08
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藤井 正義様

私も「はぐれ刑事純情派」は大好きなテレビドラマです。
同じ年代ですからかもしれませんが
好みが合いますね

                  えー