[No.308]
笑いの効用
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投稿日:2007/09/04(Tue) 15:53
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笑いは、表情が豊に、免疫を高め、老化防止になると信じていま〜す。
昨年ですが、米原万里さんの「必笑小咄のテクニック」をよみました。
ご存知の方も多いと思いますが、彼女はロシア語の通訳のかたわら、小咄にも造詣が深い方です。古今東西に5万とある小咄は11のパターンに分類されると言っています。
緊張した難しい首脳会談でも、ユーモアやジョークで緊張がほぐされ、合意点が見つかるとも言っています。パターンに沿って創作を試みましたが難しいです。日本人、いや小生には難しいです。前置きはこれくらいで、彼女の著書から2,3篇を紹介します。
1)機内アナウンスが流れる。「乗客の皆様の中に、お医者様はいらっしゃいませんか。いらっしゃいましたら至急コックピットまでお運びください」医者らしい男が座席から立ち上がり、前方扉の向こうに消えた。そして5分もしない内に、ふたたび機内アナウンスが流れた。「乗客の皆様の中に、パイロットの方はいらっしゃいませんか。いらっしゃいましたら、至急コックピットまでお運びください」・・・絶体絶命型
2)患者が医師に訴える。「先生どういうことです!?一昨日は窓際の患者が息を引き取ったでしょ。昨日は隣のベッドの人が死んじゃうし。そういう人は、末期患者向けの病棟に移すべきじゃありませんか!?」「実は当病棟が、まさにその末期患者専用病棟なんですよ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・同じく絶対絶命型
3)いまわの際の夫が妻にいう。「ああ、うまそうな匂いがするなあ。こりゃ、うしお汁の匂いだ。冥土の土産に一口すすらせてくれないか」「あらダメヨ、ダメダメ。これは、あなたのお通夜に来てくださるお客様にお出しする予定なんだから」
4)貧困、病気,貧富の差、戦争、民族紛争、人種差別、環境破壊、地球温暖化、食糧問題など人類が抱える全ての問題を一挙に解決する方法がある。・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それは核兵器
5)「ママ、あたしこの川で泳ぎたい。いいでしょう」「ダメ!絶対にダメよ。危険なんだから、この川は!」「だったら、なぜパパは泳いでいるの?」「パパには、保険がかかっているからいいのよ」
如何でしょうか。よければ、次回もご紹介しますが。