[No.92]
ボランティア活動
投稿者:DeBugman
投稿日:2009/06/12(Fri) 07:20
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かねてからの計画に従い、リタイアの3ヶ月前にパソコン(PC)を買い入れ、ボランティアとして「BOINC」に参加しました。以来、それが毎日の暮らしの一部となり、すでに4年が過ぎました。
BOINC(Berkeley Open Infrastructure for Network Computing)は代表的なボランティア・コンピューティングのひとつ。多数のボランティアのPCをネット接続して、擬似スーパーコンピュータを形成し、膨大な数値計算を処理するものです。処理は自動的に行なわれ、専門的知識は不要です。
現在、50件ほどの公的な研究プロジェクトがBOINCを利用しており、30万人超のボランティアが参加。そのひとりとして、この4年間PCを毎日24時間稼動させ、“長期気象予測”など3件のプロジェクトを支援してきました。
3年前から、ボランティア・シンキング(thinking)と呼ばれる「STARDUST@HOME」プロジェクトにも参加しています。参加者は、ネットで送られてくる顕微鏡写真をPC画面上で観察し、ミクロン大の宇宙塵の有無を報告・・・つまり、現在の技術では機械化が不可能な人間の“イメージ認識能力”でもって研究を支援します。この作業には週平均6時間ほどをあてています。
これらの活動は無償公共奉仕であるとともに、たぶんに趣味や自己実現の場でもあり、活動が続いているのは“楽しい”し、“自分のため”になっているからでしょう。ところで、参加の動機は、好奇心、公共奉仕、功名心、競争心などでした。
ITは日進月歩。新たなボランティア活動の場がつぎつぎと生まれてくるでしょう。
バグG
次はBOINCのサイトです。(一部日本語選択可)
http://boinc.berkeley.edu/index.php