[No.112]
Re: 老舗だらけのわが街・佐倉〜1
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投稿日:2009/12/23(Wed) 21:12
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以下は補足です。
物知りによれば、佐倉藩士の長男として生まれた浅井忠は、漱石にも出てくるようだ。たとえば『三四郎』では、この浅井が深見さんになっていて「深見さんの水彩は普通の水彩の積りで見ちゃ不可ませんよ」などとなっている。
それから『それから』では、「中に置いた湯呑には、京都の浅井黙語の模様画が」となっているが、浅井は一時京都の聖護院洋画研究所で教えていたのでそれを云ったのだろう。模様画は、浅井が油彩、水彩のほかに、やっていたデザインをいったものと思う。
いまNHKで司馬遼の「丘の上の雲」をやっているが、そこに出てくる子規に絵を教えたのも浅井だ。