男爵さん、みなさん、こんばんは。
>想定内という言葉がありますが 飲食店に入って 食べて飲んで さて帰るときに勘定する場面で 想定外の値段を要求されたらどうしますか。
>ちびまる子の漫画でも きっちりしかお金をもっていかなかった まる子のお父さん サービス料が上のせられてさあ大変....
>こちらの予想を上回る金額を請求されたらどうしますか。 いまはカード決済がありますが。
半年くらい前でしたか、日本人がローマでべらぼうな勘定を要求された事件が二、三度続いたことがありました。こういうばやい、あっしは非常に困るし、大体そんな大金は持ち歩かない様にしています、そういう手合いに限って、カードじゃ困る、とにかく食ったのは間違いないんだから、今すぐに払ってくれなど云い出しそう。
若い頃、たぶん30代の始め頃だったと思いますが、ひとりで東京の新宿三丁目界隈をぶらぶらしていたら急に雨が降ってきました。やあ、雨だ、困ったな、と思ってどこかの影に入ろうとしたら、タイミングよくというか、悪くというか、チョッと可愛い若いねえちゃんが後ろからやってきて「あら、傘ないの?入っていきなさいよ」という紋だから、悪い気はしません。
道々世間話をしながら歩いているとそのうち「チョッとうちのお店で休んでかない?雨もすぐ止みそうにないし。」「そうだね、その方がいいか」彼女のお店は割りとすぐのところにあって、2階の階段を上がると、オッカナイお兄いさんがぬっと顔を出しました。「へい、えらっしゃい」野太い声でそれだけ云うと、顎をしゃくって部屋の中を指しました。振り返ってみると先程のねえちゃんは、どこへ消えたのか影も形も。(-_-;)
案内されるまま中へ入ると、「ビールはどうかね?」「いや、コ、コーヒーで結構です。というと、「ちぇ、コーヒーか、しけてやんな」といって奥へ引っ込みました。さてどうなることやら、にわかに心臓が動悸を打ち始めました。
コーヒーはわりと普通のコーヒーでしたが、さてお値段です。レジでお兄いさんの前に立つと心なしか足がガタガタ震えていました。「お幾ら?」と聞くとがらがら声で「3000円」とただ一声。
「コーヒーがさ、3000円?」「紋句あっかよ」とお兄いさんは居丈高になりますので、あっしは大慌てで「いえお金ならあります、あります。」と云ってすぐ払い、後をも見ずに、階段を転がるようにして駆け下りました。
今思い出しても心臓が止まりそう。(-_-;)
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