[No.274]
千代紙がなかった
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投稿日:2010/12/21(Tue) 19:10
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宝くじや、喫煙と禁煙、パチンコに夢中など男どもの話で賑わっていますね。
そこで、女の子らしく?
戦後23,4年の頃だったでしょうか。手芸みたいなものが
好きだった私。リリアンみたいなものをやったり、祖母が
解いてくれた毛糸でなにやらを編んだりとしました。
暖かい日を受けながら、学校の校舎に寄りかかって女の子らしさを
アッピールしたものです。
千代紙細工なども好きだったのですが、ほとんどありませんでした。
それでも、なぜか机の引き出しに紙が入っていたのです。
それは缶詰のレッテルでした。もちろん缶から剥がしたのではあり
ません。新しいものでした。
それを宝物のように大事に、大事にしていました。
鮭や、鰯などが印刷されていたように思います。
近所に缶詰工場があって、そこが閉鎖されてもらえたように思います。
今では千代紙が目の前に投げ出されています。贅沢な時代になりました。