[No.7023]
Re: 寺院のしきたり
投稿者:GRUE
投稿日:2015/03/30(Mon) 18:30
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紫雲さん、こんにちは、
書きたいことがあったのですが、他事に紛れていつもの遅レスです。
> 弟は一昨年に咽頭がんの手術をしたが、昨年、各臓器に転移された事が見つかった。
> 住職としてお寺のやるべき事や自分が大切にした寺院を同じように守って欲しい!
> 早く後継者を決めねば!・・・との思いもあり、4回の手術を受け再起する事にかけた!
> その願いも叶わず13日に67歳の若さで還化された。
> ご上人(弟)は第二十七世であった。
凄い方でしたね。そのような方は今の世ではなかなか見つかりません。
生前に是非お会いしてみたかったですね。
実は、私の知人に、お坊さんがいます。曹洞宗の住職です。もう80代半ばに
なるでしょうか。父親の葬儀をお願いしました。
その時に、一寸したお話しをしただけで、引き込まれてしまいました。
その方の父上もお坊さんで、いわゆる「満州」で住職をされていました。
で、彼も、少年時代に「満州」に渡ったのでした。波乱万丈の経験を
されたようです。
その経験ももちろん凄い話でしたが、それよりも、それら全てをひっく
るめて、何かを得ている、何か覚悟のようなもの、それに引き付けられ
たのでした。あー、大きいなあと思いました。
その方も、やはり後継者のことで悩んでおられました。いい後継者を
を決めておきたいんですね。
自分を次いで更に越えてくれるような後継者が欲しいだと思いました。
それを自分の生きている内に決めておきたいという強い願望でしょう。
紫雲さんの弟さんも同じような考えではなかったかなと思う次第です。
でも、それが残念ながらかなわなければ、宗教法人にお任せするより
ないでしょう。密葬に宗派のお坊さんが100人も参加されてお経を
あげて下さった由、その有様はさぞや壮観だったことでしょう。
そして、それはなによりも、前住職の気持ちはよく伝わっていること
でしょうから、その意を汲んで、後継を決めて下さるのではないで
しょうか。そう思います。