格式あるお寺の僧侶として 13日身罷かれた(還化)された弟様を悼みあげます。 4回の手術で癌と戦ったが快癒叶わず亡くなられたとは、大変でしたね。
「ご上人(弟)は第二十七世であった。」 いろんな人生があるんですね。 「> 在家からお寺を任され住職になると言う事は並大抵の努力と強い意思が必要だった ろう〜」 >御弟様は 大変な修行をなさり、癌と4回の手術と 特異な人生経験をなさって、、、 >ご上人(弟)は第二十七世であった。 タイトル:寺院のしきたり 特異?なしきたり 驚きをもって興味深く読ませて頂きました。
ホント 普通の家庭で 平凡な人生で良かったぁ と感じました。
オアシス
> 弟は一昨年に咽頭がんの手術をしたが、昨年、各臓器に転移された事が見つかった。 > 住職としてお寺のやるべき事や自分が大切にした寺院を同じように守って欲しい! > 早く後継者を決めねば!・・・との思いもあり、4回の手術を受け再起する事にかけた! > その願いも叶わず13日に67歳の若さで還化された。 > ご上人(弟)は第二十七世であった。 > > 思えば、新宿の仏壇屋の六男一女の末っ子として誕生した。 > 信仰深い母の願いもあり僧侶の道を選び、立正大学卒業後 > 二年かけて自転車で北海道〜九州まで日蓮ご上人ゆかりのお寺を周り、 > 帰ってきてから思うところあり、立正大学院に入学した。 > その後各寺院で修行し、荒行も受けその結果が認められ今のお寺を任された。 > 在家からお寺を任され住職になると言う事は並大抵の努力と強い意思が必要だったろう〜 > > 任された寺院に家族で皆で行った時は、本堂は茅葺きの屋根で今にも蛇が出そう。 > 住まいも荒れ果てて、こんな所には頼まれても私は嫌だな〜と思った! > 何年後、立派な本堂にし住まいも建て、墓地を整備したので沢山の檀家が増えた。 > 檀家・親戚・本人の力により立派にした寺院だが、後継者不在の場合は最終的には > 宗教法人の持物となり、お返しする事になるのだ! > > 16日、通夜 > 空も泣いてくれたのか冷たい雨の降る日だった。 > 現住職の葬儀は100名程の僧侶が来てくださった。 > 100名からの読経は厳粛で、私の拝む手は手のひらから離れない。 > 17日、密葬儀 > 空は昨日とうって変わり荼毘にふせる日には相応しい程晴々とした天気だった。 > 大きい骨壷と小さな骨壷に分骨される。 > 大きい方は歴代住職としてお寺の墓に。 > 小さい方は故人のお墓に埋れる。 > > 寺庭婦人(弟の妻)は4年前に他界し、一人娘の姪は一般人に嫁いだので、 > お寺のしきたりも知らなかった。 > 勿論、私も知っているはずがない。 > 現住職の次世継が決まっていない場合は密葬となるのだった。 > 本葬は次住職が決まってから襲名披露と共に、その住職が喪主となり行われそうだ。 > 従って今回は密葬となり、お香典などは一切受け取らない。 > 3代の総代を務めている方も「住職が不在のままの葬儀は始めてだ!」と驚いていた。 > > それだから何処のお寺さんも男の子が欲しいのだ。 > 女の子なら二男・三男のお坊さんを迎え、後を継がせる。 > まるで歌舞伎の世界と同じ。 > 本葬には親戚の者も出席しなければならないけど 密葬でこのように盛大だったが、 > 本葬はどんな形になるのだろうか? > > それにしても、何処の世界もあれこれとキマリがあり面倒な事だ。 > 普通の家庭で良かったぁ〜! 平々凡々と毎日平穏に過ごせられるのは幸せ。
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