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[No.7610] 動物と人間の共存 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2016/05/31(Tue) 23:11
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この厄介な関係。どちらを優先するか?昨今のペットブームでみれば、動物が有利にも見えるが、やはりこの世は人間の世界。

 さいきん、動物絡みのニュースが急増した感がある。

きのうも、酷熱のインドで、住民がインドゾウに殺されたり、被害を受けたりする事件が、このところ激増しているというニュースが報じられていたが、日本でも山菜取りの人たちが、山中でクマに遭遇して、死傷者が出たというニュ―スをよく聞く。

 チリだったか外国で、先日、動物園の来園者がライオンの檻に入った。☆この者の命を救うため、園では止む無くライオン2頭を射殺し、この者は一命をとりとめた。ところが事後、この措置について、議論が沸騰した。

 アメリカでも、オハイオ州の動物園のゴリラの檻に、4歳の子が転落し、やはり子供の命を救うため、園の判断で、このゴリラが銃殺されている。落ちた子どもも、もちろん可哀そうだが、一方ゴリラの方も動物園の人気者で、しかもまったく罪はない。動物行動学の先生は、人間が絶対に優先順位一位だとはいうけれど、動物園の客には、保護者たる子供の両親を責めるものも多い。

 こうした事件に前例がマッタクないわけでなく、たとえば丁度30年前、イギリスで同様の事件が起こった。落下したあと、子供はショックで死んだようになっていたがやがて、大声で泣き出した。周囲を取り囲んでいた数頭のゴリラは、その声を聞くと、安心したのか獣舎へ戻り、その間に大人が二人ほど、ロープを使って降り、子供を助け出し双方に被害がなく、この時は、事件は平和裏に解決した。

 事件はそれぞれに違っていて、危険な状態にあったのが、子供であったり、大人であったり、自発的に入ったのもあれば、またそうでないのもある。

 ☆たしか、この男は、旧約聖書「ダニエル書」の記述に、信仰さえあれば、たとえライオンの洞穴に投げ込まれても、命を失うようなことはない、とあるのを読んで、わざわざ素っ裸になって、実際にライオンの檻に飛び込んだそうである。

 北海道の置き去り事件も、すでに海外では各紙が一斉に取り上げ、『しつけ』をしたのだと主張する両親を、サムライと揶揄したり、人間以下とこき下ろしたり、記事に対するコメントがつぎつぎ寄せられている。この山ではクマが出没することを書いている新聞もあった。

    30年前の事例。このときはゴリラも人間も傷つかずに済んだ。
       ↓                ↓

http://video.repubblica.it/natura/gb-il-bimbo-caduto-nella-fossa-del-gorilla-jambo-nel-1986/241302/241276?ref=nrct-3

 


[No.7615] Re: 動物と人間の共存 投稿者:GRUE  投稿日:2016/06/02(Thu) 14:14
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紋次郎さん、こんにちは、

素晴らしいエッセイになりましたですね。

動物と人間の想定外のからみあいの描写が面白い。
それも世界各地からの例を引いてのお話しは、他の
者にはなかなかできないこと。

又しても十分に楽しませていただきました。


[No.7618] Re: 動物と人間の共存 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2016/06/03(Fri) 11:15
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 グルーさん、こんにちは。

 たいへんお忙しいのに、いつもいつも丁寧にお読み頂いて、有難うございます。

 北海道の大和君の発見は、けさ9時過ぎにはもう、海外でも報じられ、関連のコメントは50以上にも達していました。欧米人からみて異常な教育方法の説明に、孔子までが飛び出してきて、かれらの関心は高まる一方のようでした。それから、

 アメリカはオハイオ州の事件には、動物園の対応を非難するものもあるけれど、現在はむしろかなり感情的に警察へ110番した母親の、ヒステリックな電話内容の方に関心が移ってきているような感じです。この脅迫的な電話で、園側はやむなく、大の人気者を射殺せざるを得ないような状況に追い込まれたような気もします。

 たしかにヴィデオを見る限り、ゴリラは闖入者に対して、マッタク攻撃的ではなく、むしろ心配そうに見守っている様子でした。

 来園する子供たちも、こてから動物園に来る大きな楽しみがひとつ減ってしまったのではないでしょうか。ゴリラはもともと巨大で、そばにいるだけでたしかに威圧感はあるでしょうが、大きいのはべつに生まれつきで、どうなるものでもありません。


[No.7619] 朗報:大和君発見さる! 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2016/06/03(Fri) 21:51
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とにかく良かった、良かった。この子供はほんとうにエライ。こうした状況になっても、パニックにならず、驚くほど冷静に行動しています。もうすこししたら、そのうち危機管理の本でも書いて、その道の専門家にでもなるのではないでしょうかね。

 ただ、途中でクマに遭遇したり、豪雨にあったり、道に迷ったり、やっと見つけた避難所の鍵が閉まっていたり、気温がとつぜん急降下したり、自衛隊員が、ここへ現れるのが、さらに何日か遅れたらなど、チョット考えただけでも、なにかがひとつ狂ったら、こんなに上手くは行かなかったような気もします。

 フランスなどセーヌ川の洪水で大わらわの国は別として、大和君の発見、保護は、欧州の新聞でもトップの扱いでした。

 http://www.corriere.it/  しっかし、

 しっかりしているとはいっても、やはり小学生のこと。かなり怖い思いはしている筈。それなりの心のケアは必要でしょうね。


[No.7623] Re: 動物と人間の共存 投稿者:ザックス  投稿日:2016/06/06(Mon) 20:33
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珍しい動画、有難うございました。
感動ものですね。