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[No.7648] 異人の体験旅行をしてみて 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2016/06/20(Mon) 23:39
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約2週間、異人暮らしをしてきた。もちろん、このばやいの異人は「異人さんに連れられていっちゃった」の方の異人ではなく、この度は、かく云うあっしの方である。

 異人体験と云うのもそう悪いものではなく、時にはちやほやされて、殿さま気分にもなれる。なかなかのものである。

 きのう帰国して、初めてあっしらの街を歩いてみたが、驚くほど変わっていない。僅かの間に、そう変わってもらっても、実は困るのだが。一番変わらなかったのは、おそらく舛添問題だろうが、これは、我が町と特別関わりがないので、この際引っ込んでもらう。

 で、街を歩いて気付いたのは、マスクをしている人が、二人に一人くらいの割合で現れる。あちらでは、つまり、ドイツ、オーストリア、イタリアなどだが、ロシアのシェレメチェボ空港でも、一人たりともそういうひとは見かけなかった。元異人の目にはこれが異様に映った。

 日本では、煙草屋は、数も少なく遠慮がちに商売をしているが、あちらでは大概、目立つところに堂々と、Tabacchiとか、Tabakとか大きな目立つ文字で、看板を出している。また、


 こちらでは、乗り物などノンステップが当たり前のようになっているが、バスや列車は通常3段くらい上がるようになっている。中長距離バスでは、乗車前にスーツケースなどを車体のトランクに入れられるようになっているが、列車のばやい、重い大型のスーツケースを『高床式の』車内へ持ち上げるのには大変な力がいる。もちろん、女の場合はほとんど、誰かさんが加勢して呉れるが。

 それだけではない、番線が8番線だの18番線だったりすると、地下道を転がすだけでもそう簡単ではないが、エレベータがないと、ながい階段を持ち上げねばならず、階段でも途中に踊り場があったりすると、まだまだ、ぐあんばらねばなりません。また、やっとこ、ホームに上がれても、列車が長いホームの、はるか向こうに停車していたりすると、置いてけ掘りにならないように、必死でホームを走らなければなりません。「汽車は出て行く、煙は残る」になっては、大変の二乗です。(-_-;)

 最近、改良されたのはICなどで、行き先や次の駅名などが車内放送され、更に電光掲示板に映し出されます。あっしはこの放送は、あっしらとは発音が違うので、よく分からないので、電光掲示板を見るようにしています。それから、ホームの駅名表示板には、あいかわらず、その駅の駅名のみが書かれています。日本の駅のように、次の駅、前の駅の名も、書くようにすればいいと思いました。

 駅などのトイレは、日本ではほとんどが無料ですが、あちらでは有料のところも多く、だいたい50セント(1ユーロの半分)です。これはあらかじめ用意しておかないと、1ユーロ硬貨を出しても、お釣りを呉れないことがあります。また、機械だと、50セントでないと挿入口に入らないので、往生することがあります。買い物の時に50セント貨幣をキープすることが何よりも肝心です。お土産屋では、たいてい、絵葉書が一枚50セントなので3枚とか、9枚とかを買って、この貨幣が手元に残るように、買い物をするのも一手です。