画像サイズ: 284×380 (66kB) | つけたりのつけたりのつけたりのつけたり
あっしは郵便切手の欲しいときは、泊まっているホテルの、レセプションでポスタルスタンプはないかとまず聞く。この場合のスタンプは、もちろん紙の切手を指す。ところが、JRの駅の片隅においてある記念スタンプも呼び名は同じスタンプなので、どうも紛らわしい。
日本の郵便局で、貼る場所がいっぱいなのでスタンプでいいですかなどと聞かれたことはある。墨一色の押すスタンプではなにか味気ない。受け取る相手を思って大抵の人は紙のスタンプ、つまり切手を選ぶ。それもなるべく、きれいな絵柄のものを探すのが一般だ。ところが、
イタリア領のメラーノで、変わった体験をした。この街で郵便局を探したら、街のはずれと云っていい様なところにあった。ここへは足の皮がすり剥けるほど歩かないと到着できない。
やっと着いてみれば、紙のスタンプがない。こんなに大きい局なら、紙のだって押すスタンプだって、どちらでも用意してあると思ったが、案に相違して、押す方のしか置いてなかった。じつはイタリアは今までに何度も行ったが、こんなことは一度もなかった。
ポスタルスタンプといったら、途端に大きなスタンプを出してきて、持っている絵葉書を出せと来た。あっしは切手だけ買うつもりで絵葉書を持ち合わせていなかったので、仏頂面をして手ぶらで帰らざるを得なかった。
この局の手前に橋があり、橋の際に郵便局橋と書いてあった。その看板を見ていると無性に腹が立ってきた。それになぜイタリアは2ユーロも取るのだ。ドイツでは90セントだったし、オーストリアでは80セントだった。
よし、こんだっから、イタリアへ行ってもそこで出さず、電車賃がいくら掛かってもわざわざオーストリアまで戻り、そこの郵便局から出してやるぞ、さあ、さあ覚悟はいいか。(^O^) |