画像サイズ: 590×322 (80kB) | こたびの旅行で投函した絵葉書で、これが一番日数がかかっていると思う。文中にも6月10日とあり、スタンプも同じ日になっている。ということは、出してからわが家に着くまでに、ほぼ1か月かかっているわけだ。
もっとも自分で投函したのでなく、ホテルマンに頼んだのでこの男が忘れたか、遅く出したのかも知れない。愛想のいい男だったが、案外いい加減なヤツだったのかも知れない。
日本の郵便局で、暖めていたことも考えられが、日本の局がイタリアほどいい加減、ということも考えにくい。
切手の欄に、普通の切手でなく、いわゆるスタンプが(押してある紙が)貼付してあるので、手間がかかったとも思えない。航空便は、すべて東京付近だと東京国際郵便局を通るはずなのでまず、間違いない。
スタンプのところをよく見ると、そこには2016年6月10日という日付が明記されている。とするとホテルマンはすぐ出してくれたのだろう。
ボルツァーノはオーストリアとの国境の街ではあるが、現在はイタリアの街(領土)だ。フシギなのはここボルツァノは、トレンティ−ノ=アルト=アーディジェ州に属していて、州都はトレントなのだ。
ところが、トレントとは100キロも離れている、ヴェローナの消印が押してあるのだ。ヴェローナは、ヴェーネト州の都市である。
たしかにヴェローナの人口は、ボルツァーノの2.5倍☆ほどあるが人口10万くらいの街で、国際郵便の処理が出来ないものか。
トレント、つまりトレンティーノ=アルト=アーディジェ州の州都は、たしかに人口に於いては、ボルツァーノとそう変わらないが、痩せても枯れても、州都である。州都で処理できないで他の州に丸投げするとは、マッタクもって、けしくりからん。
たらい回しで遅くなったのか。もっとも、昨今は「世界に冠たる」あのドイツでさえ、よく鉄道駅などで、spaetシュペート(遅延)の文字を見かけるようになった。あるいは、これは
一種の『流行』なのかも知れない。
☆イタリアの都市は、日本と違って大分小ぶりで、世界中の人が押しかける、あのヴェネツィアでさえ、せいぜい26万ほどである。 |