新約聖書といえば、こどものころ短期間だが、日曜学校へ通っていたことを思い出します。そして福音書記者の名前の覚え方、マタイ、マルコにルカ、ヨハネ…を鉄道唱歌のメロディーにのせて暗誦することを教えられ、一生懸命に覚えようとしたあの日々も、今では遥か彼方へと飛び去ってしまいました。
最近海外へ出かけ、ホテルの部屋の机の引き出しで、バイブルを見つけたときも、やはり昔の、そうした日々が、なつかしく思い出されました。☆
四福音書の記述の違いについて、研究者はヨハネ以外の三つ(つまりマタイ、マルコ、ルカ)は多少の違いはあるにせよ、総じて同じような内容をもっているとしています。
築地の明石町にある、日野原さんで有名な病院は、聖路加国際病院といった具合に、当時医師であった(とされる)ルカの名がついています。ローマ近郊の日本聖殉教者教会の内装を手がけたカトリック画家、長谷川の場合は、路加でなく、路可を名乗っている。
あっしは日本聖書協会で発行され、韓国で印刷されたルカ伝、「ルカによる福音書」を持っていますが、ここにはルカ伝が日本語、アラビア語、中国語、ポルトガル語、フランス語、スペイン語、英語、ドイツ語、イタリア語、韓国語の10か国語で印刷されています。
ドイツ語では、ルカはLukasというようですね。(*^_^*)
さて、なぜ他の伝記記者でなくルカかという疑問には、ルカ伝がエルサレムで活動するイエスを中心において書かれている、ことをその理由に挙げています。
☆ ことしウィーンの宿では、バイブルのかわりに、仏典が入っていた。日本人に人気のホテルなどは、意識して仏典を置くようにしているのかもしれません。
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