[No.18]
Re: 思い出す本
投稿者:
投稿日:2011/11/02(Wed) 11:22
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国民学校のころに読んだ本です。
島津源蔵の伝記ですが本その物は戦災で灰燼になりましたが一部うろ覚えのものを書きます。
> 子供の頃に読んだ本で思い出すのは
> いただいた本で題名は忘れてしまいましたが
島津源蔵は小学校を2年くらいまでしかいっていないようです。
京都舎密局の技師であったワグネル博士の指導で理化学機器を作っていたようです。
ある溜池が増水し決壊しそうになりガソリンポンプで排水していたがおっつかないので島津源蔵に相談があり、サイフォンを使うことを提案し相当な技術料をとったようです。
学校の理科の先生が呼び出され「サイフォンを教えてくれば技術料を払わなくよかった」と叱責されたようですが、当時は学問を現場で使う概念はなかったようです。
ワクネル博士はその後東京職工学校の教員に転出したとのことですが、京都には顕彰碑があるはずです。
職工学校の後身の学校にも顕彰碑があったと聞いています。
その後源蔵は蓄電池に使う鉛粉製造法を開発しアメリカの会社との特許紛争になり勝訴して賠償金獲得が確定しました。(戦争勃発の直前のようで未支払いのまま戦争に突入したとかです)
この発明は戦前の十大発明の一つとの見方もあるようです。戦争中の潜水艦の高性能を支えた一つかもしれません。
某社の「GS蓄電池」のGSは島津源蔵の頭文字とのことです。
うろ覚えのことで間違いがあればご指摘ください。