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[No.339] 兼高かおる:わたくしが旅から学んだこと 投稿者:男爵  投稿日:2011/12/01(Thu) 15:36
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相手を嫌な気分にさせずに、上手に断りたいときよく使ったのは、手を合わせるポーズ

1週間も同じドレスにしたのはわけがある。
撮影中はその国にいる間、同じ服を着るようにした。
編集のときフィルムをつなぐのに便利だから。
後から見ても、この服は○○の国とわかってよい。

若い人は安い旅をしてはいけない。
ヨーロッパで出会った日本人の若者はお金がないからアルバイトをしていた。
彼はその国のことを非常にばかにし、悪口を言っていた。
だが、彼はまわりの教養のない一部の人たちしか見ていない。
他にもすぐれた人がいるのに。
 (小田実や沢木耕太郎の影響が強かったのか。いまなら猿岩石か)
 (しかし、兼高かおるのような恵まれた旅行ができる人は希だろう)
 (若い人が海外旅行をするならできるだけ金をかけない旅行にならざるをえないと思うのだが)

自分の意見を言えない人は、存在しないも同じ
 (欧米では黙っているのはバカとみなされる。主張すべき時は主張することが必要)

礼儀正しい日本人は絶滅危惧状態
兼高かおるは東京でドアをあけて中に入ろうとしたら、あとから来る人の姿が見えたから、ドアを押さえて待っていた。
その人は「ドアを押さえていてくださるなんて、これは珍しい方だ。ありがとう」と言った。
兼高かおるも、ありがとうと言われたのは初めてだった。
日本では学校や家庭で公共の場の歩き方、ふるまい方も教えるべきである。
有名私立小学校の女子生徒にしても、登下校のときに歩道いっぱいに並んでだらだら歩いている。
後ろから兼高かおるが歩いていても気づく気配はない。もちろん道を譲ることもない。
 (並んで歩いて道路を占有しているのは中学生や高校生だけでなく、いい年をした婦人たちも)