[No.443]
忘れえぬ人々
投稿者:男爵
投稿日:2011/12/05(Mon) 18:34
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画像サイズ: 760×587 (78kB)溝の口は、かつての「大山街道」沿いにあり、二子の渡しを渡った最初の宿場として江戸時代より栄えた場所である。
神奈川県伊勢原にある大山は、不動信仰の場所として知られ、参詣者も少なくなかった。
宿場の中心地であった溝の口神社の手前、つまり二子の渡しを渡った場所に「亀屋」という旅館があった。
近年になって「亀屋会館」と名前を変え、総合結婚式場として周辺の若者を引きつけた時代もあったが、営業不振でなくなってしまった。
この旅館を舞台にして、独歩が「忘れえぬ人々」を書き、小説として発表した。
その縁でここに独歩の碑が建てられた。石碑は、会館の駐車場入り口に建てられていたのだが、現在は高津図書館前へと移された。
メロウ倶楽部の行事で何度か溝の口に行ったとき
この石碑を見てきた。
忘れえぬ人々
http://www.aozora.gr.jp/cards/000038/files/1409_34798.html
教科書にあった。今も忘れられない独歩の心に残る文章。