[No.792]
Re: イタリアの『だんご三兄弟』
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投稿日:2011/12/27(Tue) 22:02
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>サッケッティの「巷談集」の際出た、ブッファルマッコと云う人物は当時有名だった人物らしく、調べてみると、たとえばボッカチオの「デカメロン」にも少なくとも五度はでている。
> 第8日目の第3話、おなじく第8日目の第6話、第9話、それから第9日目の第3話、第5話である。
きょう家で、雑誌などの片づけをやっていて、旅行社から毎月送ってくる雑誌の一月号を何の気なしにパラパラやっていたら、偶然非常に興味をそそられる記事をみつけた。
そこには、例の『三兄弟』のうちのブッファルマッコが取り上げられていて、しかも彼の作品のカラー写真までが掲載されていた。これは、特大ニュースだ。いままで、彼の消息は有名な「デカメロン」やギベルティの「コンメンタリー」☆、16世紀の人ヴァザーリの「芸術家列伝」など、ごく少数の記事に限られていた。
ブッファルマッコは正式には、ボナミーコ・ブッファルマッコで★、雑誌には「大天使ミカエル」と「玉座の聖母子と諸聖人」が掲載され、その画像は非常に鮮明である。
筆者の宮下孝晴氏は、「大天使」についてはブッファルマッコのほぼ真筆とみてよい、と書いているが、「玉座」については触れていない。
次号にも、伝説的なこの画家のことが載るらしいので、いまから楽しみにしている。これはつい二か月ほど前、筆者がアレッツォで実見したとのことだが、日本人でも専門家でないと、こうした特殊な展示を見る機会はないだろうし、やはり、この雑誌をあっしが断っていれば、そうしたニュースも読むことができなかっただろうし、また、あっしが何とか元気でいるから、読めたともいえる。やはり、長生きはする紋だ。(*^_^*)
★ ボナミーコは、字義どおりに取れば、タモリではないが、『いいとも!』になる。
☆ 当方未見。