画像サイズ: 640×312 (92kB) | ラグーナを航行する 三日目から「River Countess号」は、ベネツィアを離れます。 この日の午前中は「お出かけ」はなし。前日の強行軍の疲れを癒してもらう意味もあったのでしょう。 そういう意味でも、よく考えられたスケジュールです。 まず、ラグーナ・ヴェネタ(ベネト地区のラグーン)のなかを通って南下し、キオッジャへ行きます。我々はデッキに上がって外の景色を楽しみます。デッキでは、オーディオでラグーン地域に詳しい方の解説を聴くことも出来ます。 この辺りは、これからわれわれが行く「ポー川」からの土砂が堆積して、少しずつ埋め立てられ、浅瀬というか沼地化していったのです。 ラグーンには、有名観光地化していないたくさんの島があります。 そもそも、そういう浅瀬だから「ベネツィア島」という「特別な島」も作れたのでしょう。 いわゆる観光地でない島は、ゴルフ場として使われているものもありますし、流行らない工場しかなくて過疎化に悩んでいる島もあるようです。 また、福祉施設として使われているところもあるようです。 或る島には大きな精神病院があった。しかし、イタリアは国の方針として「精神病院を廃止して患者は帰宅させる。あとは地域で面倒をみる」ということにしましたので建物がまるまる空いてしまった。いま、その建物は老人ホームになっているそうです。 そんなことで停泊地のキオッジャまでの楽しい船旅を楽しみました。 |