画像サイズ: 734×551 (51kB) | シンガポールを旅行して 建物の前に歩行者用の通路があることに気がつきました。
たとえば店先にこの写真のような立派な通路が必ずついています。
あの「サンダカン八番娼館」を書いた山崎朋子の本にも書かれてあったが、 シンガポールのチャイナタウンの店の軒先には屋根と柱が設置されていて、 裏日本の雁木作りのような構造になっているのです。 (雪国なので、どの家も廂〔ひさし〕が深かった 砂の器)
裏日本の雁木作りの場合は豪雪地帯なので、雪をよけて住民が歩けるように その構造となっているわけだが、 シンガポールの場合は、どうやら強い日差しを避けるのと、突然やってくるスコール にも住民がその軒下に逃げ込めて雨宿りができるためらしい。
いろいろ文献を読んでいたら これは ラッフルズの都市計画で、 全ての建物の前面に覆いのある約5フィート幅の通路(five-foot way, covered walkway)を 設けることが要求されていたという。
5フィートなら約1.5メートルだが、現在は幅2メートルが多いそうだ。
まあそれはともかく それから私は北陸の雁木が見たくなり 本に書いてある雁木を探したり、人から聞いて 新潟県や長野県や青森県の雁木を見て回りました。
今回は、秋田県の雁木を見に行ったので 簡単に紹介したいと思います。 |