名歌「花嫁人形」は蕗谷虹児(ふきやこうじ)が詩と絵を描いた。 http://www.fukikou.net/
作詞:蕗谷虹児、作曲:杉山長谷夫 http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/08/post_3006.html
しかし この歌詞を作った蕗谷虹児は、自分の詩に曲をつけることをいやがったという。
どうも楽譜出版社の社長が、有名な杉山長谷夫に作曲してもらうんだから ありがたく思えというような態度だったのが気に入らなかったようだ。
その企画は絶対反対と言ってフランスに渡ったのだが 帰国してみると、無断で「花嫁人形」の歌が作られ大流行していたことを知る。
そして、その現実を受け入れるしかなかったらしい。
しかも、この歌は成り立ちから事情があった。 1923年の暮れに「令女界」の編集部は慌てた。予定されていた西條八十の詩が締め切りに間に合わなかったのだ。 そこへ現れた蕗谷虹児に頼んで、つくってもらった詩と絵が「令女界」二月号に載ったというわけ。
読売新聞文化部:唱歌・童謡ものがたり 岩波書店
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