冬の食卓 いま・むかし 
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[No.379] 恵方巻き/ベクトル 投稿者:男爵  投稿日:2013/02/04(Mon) 19:38
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さんらく亭さん、みなさん  こんにちは

> > ある行事のように装う根性は不愉快に思うので「恵方巻き」は断固無視して
> > います。今や日本中に「恵方巻き」が蔓延してるようですが、一人ぐらいは
> > こんなヘソ曲がりも居てよろしいかと思います(゜゜)(。。)
>
> 商売のために人工的につくらられた偽伝統行事でしたか。
> さんらく亭さんの考えに賛成です。


あれから
いろいろ考えました。

方違え(かたたがえ)
陰陽道に基づいて平安時代以降に行われていた風習のひとつ。方忌み(かたいみ)とも言う。

外出や造作、宮中の政、戦の開始などの際、その方角の吉凶を占い、その方角が悪いといったん別の方向に出かけ、目的地の方角が悪い方角にならないようにした。

源氏物語にも出てくる風習

たとえば
本日は、北に向かうのは不吉とされても
でも北に行きたい、北に向かわねばならないとき
いったん北西に向かって進み
それから東に進めば目的地に行ける。

つまり方向(ひとつのベクトル)ではなく
目的地に達すればいいのだから
目的地のため、その方向に向かうのは、ひとまず避けて
とりあえず別の方角に進み、そこから目的地に向かえば
所定の場所に到達するわけです。

(いわゆる)ひとつのベクトルのみ進むのを避けて
複数のベクトルの組み合わせでしのぐという
王朝の貴族の知恵。

そんなことを思い
枕草子や源氏物語など古文を考えながら
この太巻きを食べるのなら
ひとつの文化といえるかもしれません。

かの
アインシュタインも喜ぶベクトルの合成
つまり
数学や物理学の勉強としての恵方巻き。


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