[No.177]
オモニと少年
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/12(Thu) 17:39
[関連記事] |
> 二度作られた映画で、どちらにも出ているのは
> インコのおばあさん役の北林谷栄だけ。
> 彼女の演技を記憶している
> 「心臓破りの丘」(1954年)です。
> 根上淳 ネガミジュン (上田栄三)
> 北林谷栄 キタバヤシタニエ (上田もよ)
> 死の床の北林谷栄おばあさんが
> 必死で全身で
> 頑張れと声援を送る場面が印象的でした。
もう一つ
心に残る北林おばあさんの演技を紹介します。
「オモニと少年」 1958年
企画 岩崎 昶
監督 森園 忠
音楽 山内 正
【キャスト】
金おばさん 北林 谷栄
一郎 手塚 央
父と子とたった二人のくらしだったのに、父が亡くなって
一人ぼっちになった一郎をどうするか。
学校の棚田先生や、近所の人がお通夜のとき、頭を悩まして相談していた。
一郎を朝鮮なまりで「エツロウ」とよぶ金おばさんが、「一郎うちに来ればいいですよ」といってくれた。
縁もゆかりもない金おばさんに一郎をあずけるのは気の毒でもあったが、みんな子どもをかかえた精いっぱいの生活で、人のいい金おばさんの笑い顔で、ホッとする気持ちでもあった。
金おばさんは、リヤカーを引いて商売に歩くくず屋だ。
一郎もみんなからはやしたてらりして、子ども心にも苦労するが
そのうち遠く離れたおじさんが引き取るという話がまいこんでくる。
やがて、一郎はおじさんの家で暮らすようになる。
http://homepage2.nifty.com/taejeon/kaiho/kaiho-30a.htm
一郎がいなくなって泣いている金おばあさんのところに
一郎が戻ってきた。「やっぱり、おばあさんと一緒のほうがいい」
という結末だったように記憶しているのですが....