[No.36]
男はつらいよ
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/04(Wed) 18:07
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寅さんの映画です。
山田洋次監督は
テレビ娯楽番組で渥美清を主演とするドラマをつくることになり
まず渥美清の話を聞いてみようということになって
渥美清と会ったら、渥美清はテキヤのマネが上手くて
流れるようなセリフに感心していた山田監督。
それから
山田監督が書いてきた脚本を読んだら
今度は渥美清が感心したそうです。
自分が思い出話を少ししだけなのに
それをもとにして上手に物語りをつくった山田監督。
テレビドラマはそこそこに好評で
約束の期間が終わるので
最終回で寅さんは(想定内で)ハブを取りに行こうとして、逆にハブに噛まれて死んでしまう。
最終回が放映されたら大変。
抗議の電話が鳴り続ける。
「なんで寅を死なせたんだ」
「もう、お前の局の番組は見てやらないぞ」
そこで山田監督は
映画は観客を喜ばせるためにあると考え
http://www.mellow-club.org/cgibin/free_bbs/13-semi5/wforum.cgi?no=12&reno=no&oya=12&mode=msgview
テレビで死んだ寅さんは映画で復活させなくてはと思い
寅さんの映画をつくることを考えた。
しかし
テキヤが主人公の映画がうけるのかと反対意見が多く
とうとう山田監督は松竹の社長にかけあって
特別に社長の許可で最初の作をつくったという。
映画は人気となり
渥美清が死ぬまで毎年作られた。