[No.432]
望郷(ペペルモコ)
投稿者:YKOMA
投稿日:2013/09/30(Mon) 17:48
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終戦後のろくな食べ物もない、娯楽は映画しかなかった時代に見た
この映画の鮮烈なラストシーンが忘れられない。
黒白映画だったから、コントラストが効いて余計に印象が強い。
フランス本国に帰る真っ白な汽船や、デッキに立つ夏服姿の恋人、
それを港のフェンス越しに眺めて絶望する主人公のジャン・ギャバン。
(彼は植民地アルジェの暗黒街カスバのボスで、お尋ね者だ)
出港する船のもの悲しい汽笛、捕らわれた彼はナイフで自殺する。