[No.530]
長崎の食事
投稿者:男爵
投稿日:2014/04/15(Tue) 16:49
[関連記事] |
>日本の食生活全集 農山漁村文化協会
>という全集があります。
その中の42巻
聞き書 長崎の食事
長崎も地域によって異なるが、諫早地方です。
四季の食生活
冬の朝食
高菜の漬物、麦飯、しし貝の味噌汁
しし貝は赤貝の一種
冬の昼食
ずうし、塩いわしのぼんぼん焼き
ずうしとはぞうすいのこと、飯に大根、にんじん、里芋、煮干しを入れて作る。
冬の夕食
たくあん、ぐちとかんころ大根の煮つけ、麦飯、ぬっぺい
ぐちは魚のいしもちのこと。ぬっぺいは野菜をさいの目に切り、煮干しか塩くじらでだしをとり、サツマイモ澱粉であんかけを加える。
春の昼食
煮なます(大根、にんじん、煮干し)、麦飯、わかめの味噌汁
春の夕食
ねぎの酢ぬた、麦飯、じゃがいもと塩くじらの煮つけ
夏の昼食
うりの塩漬、高菜の油炒め、麦飯、ぶなぞうめん
ぶなぞうめんは、ぶな(かぼちゃ)を煮干しや塩くじらでだしをとり、煮つけて素麺を入れる。
秋の夕食
およごし(ぶな、はすいも、いもんこ)、ふなんこぐり(ふなと大根の煮つけ)、麦飯
いもんこは里芋のこと。