[No.178]
Re: 知らない人と話す
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2014/05/31(Sat) 00:20
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『知らない人と話す』と云えば、先日、市立美術館前の小画廊で、笠野哲則と云う人の作品展をチョット覗いてみました。
この日は、作者と奥さんが珍しく中にいて、「さっき、美術館に行ったら、この町の画家には九州出身者が多いですねえ」なんてことから、熊本の出身と云う笠野さんと、しばらくの間。ことばを交わしました。
最初は立ちばなしでしたが、その内、話が熱を帯びてきて、そのうち、小さなテーブルでお茶までよばれてしまいました。
展示作品で、ビックリしたのは、オートバイの絵で、図鑑的正確さで描いてあり、あまりの精緻さに驚嘆しました。会社の方でも満足したらしく、出来上がり次第即、宣伝用として買ってくれたそうです。
もちろん、壁の絵は、ふつうの個展の絵と変わらないのですが、このひとの略歴を見ると機械の方にも造詣が深く、職業訓練所の機械科の指導員の免状を持っているのです。
さいきんこの技術を生かして、戦艦大和の主砲塔の144分の1模型を完成。来年には彩流社から「戦艦大和」と云う本を出版するそうです。
さらに驚くことには、あっしらが子供のころ、勇ましい軍艦の絵で胸躍らせた、小松崎茂の弟子であったこと。油絵の方では、伝統ある、太平洋美術学校出であること。
テクニカルアートの方でも、1級技能士の免状を持っているとか。いやあ、この近くにも、スゴイ人がいるんだなあ、と改めてビックリしました。