[No.1113]
日本語ボランティア
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投稿日:2015/11/11(Wed) 10:22
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2002年10月末を以て30数年勤めた会社を退社、隠居生活に入って早くも13年が経った。
退職の数か月前から毎日が日曜日となったら有り余る時間をどう過ごそうか色々考えた。
幸い私のいた部署はITの活用に積極的で、熟年社員の私でも否応なくPCが扱えるようになっていた。
この時期はインターネットが急速に発達した時期でもあったので、ネットを通じて色々な情報が得られた。
その結果、古文書を読む会、座禅会、山歩きの会、水彩画教室などに参加、それぞれ全く新しい経験で、知人や見識を広げることができ、隠居生活も良いもんだと実感した。
ある時、偶然ネット上で市民レベルでの国際交流推進を目的とした団体があり、会員を募集しているのが目に入った。
現役時代の末期に、アメリカやカナダ、ベルギーの会社と取引したことがあり、日本に居ながら外国文化に触れるのも悪くないと思いその団体の会員になった。
その団体は国際交流の一環として日本語教育に力を入れており、私が日本語ボランティアを始めたのは、そこが開催した日本語講座への参加がきっかけとなった。
当初は都心の教室で小中学生を対象とした日本語教室でボランティアを始めたが、2005年からは地元の街で仲間と新たに日本語教室(成人・子供どちらもOK)を立ち上げ、活動は今年で10周年を越えた。
最初の5年間で教室に迎えた学習者の数は延べ365人、国籍は37か国であった。
その後は会の代表を他の方に引き継ぎ、出席簿の記帳・管理も私の手を離れたので正確な数字は把握していない。
恐らく延べ500人、40か国は優に越えていると思う。