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[No.2428] 公共と国家、何処が違う? 投稿者:35斉  投稿日:2006/05/04(Thu) 20:20
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皆さん 今晩は

先に素晴らしい憲法と絶賛しましたが、其の憲法がいまや風前の灯。
こんな素晴らしい憲法を、あろうことか改憲でなく、
全く新しく新憲法を作ろうとしているのが、「自民党改憲案」で有る。

「国民が憲法(で国)に命令する」という基本的価値感を蔑ろにして、
公の為という言い方で、国に対する『責任・義務』を押し付けようと、
しているのではと騒いでいます。先ず対比してみてください。

自民党案                 
第12条 (国民の責務)  この憲法が国民に保障する自由及び権利は、
国民の不断の努力によって、保持しなければならない。国民はこれを、
濫用してはならないのであって、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを、
自覚しつつ、常に公益及び公の秩序に反しないように自由を享受し、
権利を行使する責務を負う。

現憲法
第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、
これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、
常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

これを見て、何も感じない、何処もおかしくないと言う方が95%です。
後の5%は、深読みしてとんでもない!
(世論調査:憲法はよく知ってる5%、少し分ると全くワカランで95%を当てはめると)

国(自民党政府)には前科があります。ご存知『自衛隊』の海外出兵。
1990年・湾岸戦争で出兵せず「金は出すけど血は出さない」と悪評
1992年・PKO協力法でカンボジア出兵「戦争終結していれば海外出兵可能」、
と初参加
2001年・9.11事件、テロ特措法でアフガンへ「戦闘終結していなくても、
後方支援ならばOK」と兵站作戦に参加
2003年・イラク戦争でサマーワへ「戦争は続いていても、治安は他人任せで、
復興作業のみならばOK」
2006年???・イラン戦争にでもなれば「自衛の為に武力行使はやむえない、
先制攻撃しなければ良い」と進軍ラッパを鳴らしかねない?

こんな前科者が「公」を「国家」と、憲法文字解釈をすることはみえみえ!
と言われると、むげに否定も出来ません。
最近、自己責任・愛国・格差社会・・・何となく定着しそうな世の中です。

  だから確り「憲法」の行方を見守りたいと思います。    35斉