千葉の小菊さん 今日は
> 35斉さん 重箱の隅をのぞく技術者(私)は別の見方をしています。
なんだか言い回しが下手で、技術屋様を小物扱いした表現でごめんなさい! 品質確保に対する技術屋の重要な役割を、実例で示して頂き有難う御座います。 もう約30年前になりますが、TQCやISO華やかなりし頃(今もでしょうか?)、 製品の品質は作りこめ!と教わりました。
製品企画、開発・設計、調達、製造、検査、流通、保守・サービスと、 製品誕生から寿命に至る全てのステージで、品質を作りこめ!と、 先生方にやられました。最後は経営まで品質の俎板に載せられ社長が、 皆の前でTQCの大先生にやり込められるのを小気味良く眺めたものです。
> 私の見方は技術評価の意見を聞かないで購入を決定するところに問題があります。 ・・・合わないところがありましたがこんなところは購買に圧力をかけ排除させました。
調達部門の方がよく理解同意してくれましたね。矢張り小菊さんの日頃の実力に、 よって納得されたのでしょう。 同一企業内では、「外部調達費削減」と「品質コスト確保」の凌ぎあいは、 有ってあたる前で、無ければそんな会社はとっくにご退場でしょう。
難しいですね!誰でも解る演算式に乗っかった安全問題であれば、 すんなり決まるのでしょうが、判断しにくくやるとすれば莫大な費用が、 要るとなると、ペイペイ同士では収まりつきません。此処まで来ると、 経営リスクで社長の金玉(失礼、人格でしょうか?)次第です。
たとえばPL法というとんでもない法律があります。そこでの安全性とは、 どんな使い方をし様と、事故を起こした場合、事故の立証をせずとも、 製造物責任がメーカに有りとなっています。たとえば、 電車発車間際飛び乗りで挟まれて怪我した場合。案内する駅員、ドアメーカ、 運行電鉄・・・・・・・・の責任となると、 ドアーは超スローで動かすか、飛び込みスカンピンをドアごとにつけた、 監視カメラでキャッチドア閉めを遅らせるとか、また運行会社は時間表なんて 関係なし乗りたい奴の気が済むまで発車待ち・・・・
此処まで行かずとも「安全性のランク」「セフティ―ファクタの取り方」、 「寿命の設定」「保守部位のランク」など何処に置くかとか、絶対安全との、 トレードオフは難しく企業秘密になっている部分が多いのではないでしょうか?
閑話休題:コストダウンで調達費は半値八掛け五割引計算 毎年半期ごとにトップの前で行う経営企画会議で、資材担当が意気揚揚と、 上半期X%の調達費削減達成と発表、トップも満足げにお褒めの言葉。 でも毎期々々そんなに削減していると、価格が0円のものも?
半年毎に5%ダウンを5年続けると0.95×0.95・・・・=約6割になる。 そんな馬鹿な!調べると前値のある部品や素材は新設計で半分に、 残る新部品はメーカーとのネゴ後の最終見積が基準だから、値引きは自己満足。 それでも会社は黒字、そんな良き時代も有りました。
こんな奴等をやり込めるくらい「おちゃのこさいさい」ですが、 小菊さん時代はそんな甘い時代ではなかったでしょうに、ご苦労様でした。
35斉
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