DeBugmanさん 今日は
> 来日時にライス長官が総理や外務大臣に対して「米国は日本の安全を保障する。ただし、日本の核武装は(米国の国益上)容認できない」と言ったかどうかは知りません。が、わが国は過去半世紀にわたり米国の「核の傘」の下にいました。
ライス発言に一番忠実なのは下記の程度ではないでしょうか? 「日本と韓国については、核抑止力など米国の安全保障上の、 義務を果たす考えを示し、そのうえで、「安全保障上の恩恵とともに、 責務も分担しなければならない」と述べ、一層の協力を求めた。
これだと、東京にテポドンが落ちて日本国中が大騒ぎになった時、 アメリカはロスにも北の核ミサイルが落ちる事も覚悟で、 日本の為に報復核攻撃をやると、約束したわけでないから、 ライス発言不履行で外交問題にもならない。
「核の傘=抑止力の幻想」は随分昔から叫ばれ、 右に「他人の傘は当てにならん!自前の傘を作るべきだ」と論じ、 左に「自前・借り物を問わず核の傘に頼らない安全保障体制を作れ」
と左右に揺れ、2000年以降右の発言がタブーから日の目を見せはじめました。 一方左の方も、譬え広島・長崎の惨事があっても、 核は持ちませんと言う核殉教者の声も小さくなりました。
ではどうするのか? 1:「米の傘効果」は幻想とは言え有効か無効かは、未だ実証されていません。 国際社会では、実証された時は此の世の終わりと言う認識が、 生きているのでしょうか?その認識は大切だと思います。
2:一方傘の中にいて核廃絶を叫んでも、世界は「金満国家の戯言」、 「「核廃絶ごっこ遊び」「口先国家」「ぶりっこ国家」・・・としか、 受け止めないし、当の日本自身も臨場感の無い市民運動止まりとなる。 そこで先ず傘から抜け出す事が必須条件となると思います。 傘を出て初めて「非核三原則」が生きてくるし、 「核廃絶」の絶叫を世界も聴いてくれるというものです。
3:アメリカの傘から出て、自分でも傘を持たずに雨(核)に濡れない方法は、 雨を止めるしかない。 今こそ日本が「広島・長崎の被爆体験」を旗頭に、 核を持たない国のリーダとして、「非核保有国連合」を作り、 「核保有国」の核廃絶を迫るのです。
4:そもそも核を必要とした発端は国際紛争に有ります。 米・ソ、を始めとしてインド・パキスタン、イスラエル・レバノン、 パキスタン・アメリカ・・・・この紛争を国連等を通じ地道に調停する役割を、 日本がリーダーとなって果たす事です。
5:そんなこと出来るのか?ッて、出来ますとも、ODA等国際機関拠出金21億ドル、 世界第二の財布の向け口をこれに集中し、 「非核保有国連合構想」に賛同するか否かの踏絵に使えば十分である。 しかも大東亜戦争ではもっと気宇壮大に「人種差別・植民地解放」のために、 アジアのリーダーの役割を果たした民族の誇りを忘れしや? 戦争の反省はマイナスだけでは有るまい。
こんな事を考えながら「非核三原則」を忘れるなと叫んでいます。
35斉
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