皆さん 今日は “教育基本法改正第二弾”
国会議員は一体何を考えているのだろうか? 教育基本法は「教育憲法」とも言われるもので、消費税の議題なんかに比べ、 途方も無いほど重要なはず。
何が途方も無いのか?第二条教育の目的・五、全てこれに尽きる。 「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、 他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」
素直に読むと何の変哲も無い、至極当然だと読み飛ばす事になる。 もし以下だとどうだろう? (学習指導要領に則り、実際に学校の通知表で学習評価する課題) 「我が国の歴史や伝統を大切にし国を愛する心情を持つとともに、 平和を願う世界の中の日本人としての自覚を持つ・・」
これではちっとも変らん!、ではこれではどうだろう? (これは審議会その他の資料から35斉の想像した自民党の本音) 「我が国の歴史や伝統を大切にし、全ての国民に愛国心を持たせるとともに、 他国を尊重し、国際社会の平和と・・・・・」
「心」と言う言葉のつき方次第で、意味がすごく変容してくる。 1:現教育基本法・・・・(教育勅語アレルギーで全く「心」無し) 2:改正教育基本法・・・我が国と郷土を愛するとともに、 ※「心」はズーット離れて最後に「・・する態度」に変化 3:現学習指導要領・・・・日本人としての自覚をもって国を愛し、 ※ 現教育基本法に引きずられ「心」なし 4:現学習の記録評価表・・・国を愛する心情を持つとともに、 5:35斉の本音想像・・全ての国民に愛国心を持たせるとともに
国を愛すると言う場合の「国」には国家権力を持った統治機構を、 含んでいないと聞きます。所謂「豊葦原の瑞穂の国」イメージです。 ところが愛国心と言う場合の「国」には、定義が決まっているわけでは、 有りませんが、国家権力・行政権力が嗅ぎ取れます。 こうなると、大反対の大合唱で法案は廃案間違い無しと考え悪智慧を。
そこで、今回の改正教育基本法となったようですが 「愛国心」は消えたのでなく地盤となって目に見えないだけかもしれません。
憲法にしても法案にしても、法解釈の名手の自民党・官僚達です。 これから充分活目しましょう。 注:(国歌国旗法の時も「現場では何も変らん!と政府答弁でしたが、 今や東京都の教師の勤務評定で一番の首切り課題となっています)
35斉
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