[No.2957]
継子扱い:教育基本法
投稿者:35斉
投稿日:2006/11/17(Fri) 14:28
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皆さん 今日は 楽しいオフ、お疲れさん、古巣に戻って、さー!
教育基本法改正案(K案)が衆議院を通り参議院にまわされました。
最近読んだ雑誌に「自民党はK案を通し、憲法96条改正そしていよいよ、
憲法改正の本丸を目指している」とありました。
自民党にそれだけの策士がいるとは思えませんが、
或いはと思わせる筋書きです。
K案を読むと解りますが憲法と表裏一体です。
ですから改正案が通ってしまうと憲法理念も其の侭置いてきぼり
と言う訳には、行かないのが現実です。
35斉は憲法、教育基本法共に変えるべきだと思っています。
法律学者や社会学者でありませんから、爺の戯言として。
改正案の下地は五つあります。
1:戦後二年目1947年施行から約60年、幾らなんでも還暦法案変えねばならぬ。
2:世界規模の社会の変化、技術の進歩は目覚しい、そこで一句、
(TVもねー、洗濯・クラ―もっての他、お椀のお粥に米粒ねー
屋根は有っても雨漏りバケツ、お便所こっそり隅田川・・・)
コンナ時代に良くぞ作ったこの法案、先人は偉かったが何せ、
近代的縄文時代の法案はに無理がある。
3:教育現場で起こっている不登校・苛め・あらしなど「教育病巣」には、
直ぐに対処が必要である。
4:新しい時代にふさわしい教育理念を作るべきだとして、今まで避けてきた、
能力に応じた教育(エリート育成?)が必要である。
5:基本的人権が余にも尊重されすぎて、社会性や規範意識不足による問題が、
山積している。これを解決するには公共の精神や、道徳心を、
教育基本法に盛り込むべきである。
全くご尤もです。今度の改正案は弄りまわされてこの下地が
見難くなってしまいました。
然しでる所にでるとこの下地が踊り出てくると思います。
例えば5項の文言内容に入っていくと、「公共」は直ぐに「国家」と、
読み替えられて、「公共の精神」が「愛国心」に替わっていく事は、
素人でも解りますし、馬鹿でない民社党から突っ込まれない為に、
公明の意見を入れて「心」と言う言葉を「意識」とカモフラージュ。
だからいたるところに「意識」と言う文言がでてきます。
35斉は思うに、なぜ「愛国心」や「国家のために尽す」という、
解りやすい表現にしないのか?例え反対派がいようと自己主張には、
それなりの「政治理念」が有るのだから!
国民は国家に対し基本的人権の尊重を護れと命じ、
国家は教育の場では国民に対し教育基本法に従えと命じました。
ならば自分を大切にすると同じくらい、帰属すべき国家を大切にすべきです。
自分を愛するなら、国家も愛すべきでしょう。
ここは、国家の大計を計るもので変な妥協せず、国民に問うべきである。
(ヤラセミーテングなど聞くと絶望的になりますが?)
教育現場においても沢山の問題があり、「ゆとり教育再編」「大学進学競争」
「国公・私学」等沢山の問題が積み残されています。
是非これで終わったとせず、再修正改正法案を憲法改正と同時に、
練って欲しいと思っています。
35斉