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[No.2533] 出生率と中位推計(人口予測) 投稿者:35斉  投稿日:2006/06/02(Fri) 20:40
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みなさん 今晩は

05年度合計特殊出生率(T)が1.25になったと騒でいます。
04年度が1.290(一人じゃー憎まれる、と読む)で暫くはこの数字が、
使えると言う宣伝に騙されました。

統計学を齧らなくとも、単純に過去の履歴曲線を延長すれば分る事、
無論ドラスチックな少子化対策でも有れば、過去のトレンドとは変るの、
でしょうが、小手先の対応では見ての通りです。

昭和60年代から(T)の値は二系列に分かれ、綺麗に逓減しています。
唯、平成16年の1.290だけが飛び跳ねて、厚生役人は此れに飛びつき、
もう下げ止まったと身勝手な観測、これを基にした年金シュミレーションは、
無惨な結果になりました。

合計特殊出生率の実績と予測(厚生省の予測(厚)、35斉の予測(斉))
       実績値  92年(中位推計)  97年     02年
平成12年   1.36   (厚 1.59)  (厚 1.38)   ―― 
平成13年   1.33 
平成14年   1.32   (厚 1.65)  (厚 1.39)  (厚 1.33)
平成15年   1.29
平成16年   1.29 
平成17年   1.25   (厚 1.70)  (厚 1.41)  (厚 1.31)

平成18年 (斉1.23)  (厚 1.72)  (厚 1.42)  (厚 1.30)
平成19年 (斉1.21)
平成20年 (斉1.20)  (厚 1.76)  (厚 1.47)  (厚 1.30)

此れを見てのとおり、学者様を交えた厚生省の中位推計(此れで年金計算を、
しています)は当たった験しは無い。寧ろ保険として計算した低位推計の、
方がずばり!
何故こうなるのか? 此れは低位推計値を認めると役所の少子化対策が、
無策と国会で苛められるから。だから藁をもすがる思いで中位を選択して、
いるのが実情では?

こんな事では将来年金の納付・給付額を決める前提数値は当てになる筈が無い。
「人口推計」「積立金の運用利回り」「雇用条件」「加入者率」、「税金投入率」、
「一元化時期と規模」・・・・・どれも希望的観測数値を使っているから、
年金は砂上の楼閣の金庫に入っているようなもの! 桑原桑原!

然し、出生率―人口問題は銭金よりももっと大きな問題「国(の体)力」に、
関わる課題だと思います。
ひと一人では国ではないが、ひと一人が集まらなければ日本は無い!

                        35斉


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