[No.2576]
Re: 参議院について(2)
投稿者:Homo(オモ)
投稿日:2006/06/11(Sun) 15:52
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35斉さん みなさん こんにちは (スレッドNo2557の続きです)
参議院HPのFAQ「選挙の項の参院の定数」によれば、
「最初の参議院議員の定数は昭和21年に定められました。当初の案では、衆議院議員の定数の約3分の2ということで300人前後とし、・・・この政府決定に対し、当時日本を占領していた連合国総司令部(GHQ)から、定数を減少させることなどの申し入れがあり、その結果、地方区150人、全国区100人の250人となりました。」とあります。
GHQもまちがいをしてくれたものです。米国上院の定数(96)以下にすべきと言ってくれれば、参議院の定数は200になっていたのかもしれません。つまり、妥協の産物が定数の根拠だったのではないでしょうか? 米国の公文書館に行けば、この定数決定の経緯がわかるかもしれません。
ところで、参議院の定数を定めているのは法律ですが、上院の定数(100)は合衆国憲法第1条(立法府)で各州2名と定められています。
まとめ(提案)
1 憲法改正にあたっては、2院制の是非について論議すべきである。参議院が必要で
あるならば、権限、組織、機能を改革すべきである。
2 とりあえず参議院による“議員立法”で定数を削減すべきである。議会改革の記録
を見ると小手先の改革ばかりである。
「自民党・憲法改正草案大綱(たたき台)」(事務局案未定稿H16.11.17)の“第5章 統治の基本機構”を見ますと2院制が採用されています。いろいろ疑問点はありますが、すくなくとも改革をしようという姿勢は評価できます。
草案大綱 http://www.kyodo-center.jp/ugoki/kiji/jimin-souan.htm
本来、この問題はコストを含めた総合的な視点で見るべきですが、安楽椅子探偵ならぬ“素人的、電網安楽椅子自称評論家”の私め、脳力不足で残念ながら米国議会の全コストにはたどりつけませんでした。
米国上院HP http://www.senate.gov/
Homo