[No.7136]
Re: やっていいこと わるいこと-2
投稿者:あや
投稿日:2015/07/18(Sat) 08:45
[関連記事] |
やっていいこと わるいこと-2
試食
スーパーへ出かけたときのこと。女性の試食販売員が、小学校高学年らしい男子に注
意していた。試食品を片端から食べているのだ。お腹がすいているようにも思えた。
私はそばにいたので、
「これはね。買おうかなと思う人が試食してみるのよ。食べるところではないの」
こういう言い方はよくないのかもしれないと思いながら注意したが、子どもはそんな
ことに頓着なかった。
「なんで食べるの」
と聞いてみたら、
「お母さんが、塾に行く前に、食べて行きなさい。と言ったんだ」
と驚くようなことを口にした。そして走って行ってしまった。
それを見ていたおばあちゃまという年配の女性が、
「食べたら買わなくてはね。年齢の差なのかね」
と言った。
困っていたのだろう、販売員は私に言った。
「注意していただいてありがとうございます。そんなふうに注意してくれる人はいま
せん。私たちがあまり言うと、親から苦情がくるのです」
なんて親だろうと思う。自分の子が、否、自分が悪いことを教えておいてと腹がたった。
30年ほど前、近所にいつも自転車に乗って、走り回っていたおじさんがいた。その
おじさんは、桜木町や、横浜のデパートの試食を食べ歩くのが有名で、それで毎食を
満たしているらしかった。
姿が見えなくなったと思ったあと、亡くなったと聞いた。そんなに歳がいっていると
は思われなかったのに。
ローラーシューズで走るのが流行っている。試食の少年と出会う少し前のこと、同じ
スーパーの中で、走っている女子がいた。
「ここは、買物をするところ、いろいろな人がいるのよ。ぶつかったら危ないでしょ。
そんなもので走るところではないのよ」
と注意したことがあった。
夫はよけいなことをすると言うが、黙ってみていられない。