[No.7692]
ドッビアーコについて
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/07/31(Sun) 12:28
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6月の旅行でドロミテ方面(イタリア領)へ行ったとき、ドッビアーコ鉄道駅で写した写真です。
これはよくある「ようこそ!」の看板ですが、3番目はおそらくラディン語でしょう。しかしラディン語と一口に言うのは簡単ですが、専門的になると、タイヘンのようです。あるサイトには、10の小さい集落と思われるところで話される、ラディン語の10の文例が挙げてありましたが、一つ一つが違っています。この辺りはおそらく深い谷が多いので、谷ごとに、異なる言葉が派生したのではないでしょうか。ところで、
話者が極端に少ないのに、この言葉をわざわざ駅の構内に記すのには、一体どんな意味があるのでしょうかね。いや、むしろ、だからこそきちんと、記録する必要があるのかも。
数年前に行われた調査では、ラディン語の話者は、ほとんどゼロに近いという報告もあります。