子どもの時から今に至るまで、たくさんの本を読んできました。
そこで、みなさんが読まれた本を紹介してください。
元気の出る本でもいいし、楽しい本でもいいし
役に立つ本でもいいです。
電子図書のことでもいいです。
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[No.739]
Re: 『詩集』への郷愁
投稿者:男爵
投稿日:2011/12/24(Sat) 07:07
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唐辛子 紋次郎 さん
> 八十さんは、あのはち切れんばかりに明るい「青い山脈」の陰で、実はこんなコワ〜イのも書いていたんですね。
西條八十は
「鈴の音」(王様の馬は 金の馬.....)
「かなりや」(唄を忘れた かなりやは......)
サトウハチローも丘灯至夫も西條八十の弟子です。
「青い山脈」は
作者の石坂洋次郎が「若い人」を書いて
当局から執筆に圧力を受けていたのを
戦後に自由になってから書いたもので
その解放感があふれているのでしょう。
[No.738]
Re: 池波正太郎「ドンレミーの雨」
投稿者:男爵
投稿日:2011/12/24(Sat) 06:13
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唐辛子 紋次郎さん、さんらく亭さん、マーチャン
> 本文に入っても、読者は期待を裏切られることはなく、著者の、すばらしい挿絵や、写真とページをめくるごとに出会うことになる。
私は
台東区生涯学習センターでの
大江戸会の勉強の方はともかく
その後の懇親会に時々参加したのですが
時間のあったとき1階の
池波正太郎の原稿とか挿絵は見ていたので
そんなものかと思っていました。
鬼平犯科帳を読むようになったのはそれからです。
[No.737]
『詩集』への郷愁
投稿者:
投稿日:2011/12/23(Fri) 23:21
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みなさん、こんばんは。あのまだ、髪の毛も、それから血の気も多かった青春時代、大抵の方は詩集を読んだり、詩を愛唱されたりしたのではないでしょうか。
『まだあげ初めし前髪の』、とか『巷に雨の降るごとく』とか、それぞれ思い思いの愛唱歌、応援歌があったのでは。
あっしも若い頃は、一丁前に、現代詩人全集なんかを、読みふけったこともありやした。
上田敏の「海潮音」を開いて、この書が森鴎外に献じられていたことも知りました。鴎外には、訳詩集はないと思いましたが、外国の小説の翻訳である「諸国物語」はあります。ここには、ドストエフスキーの初期の短編「鰐」も収録されています。
永井荷風の訳詩集「珊瑚集」も捨てがたいし、ボードレールの「悪の華」を愛蔵されている方も、あるのではないでしょうか。
アメリカのホイットマンが持てはやされた時期もあれば、ワーズワースが流行ったこともあったような。
さいきんは、 金子みすず、ですか。あっしは、もともと象徴派の詩人でありながら、歌謡曲にいい歌をたくさん残してくれた西条八十も、好きです。幅がフシギなほど、広いひとですよね。
『青い山脈』から、『ゲイシャ・ワルツ』、『蘇州夜曲』から、『王将』、『トンコ節』と。
八十さんは、あのはち切れんばかりに明るい「青い山脈」の陰で、実はこんなコワ〜イのも書いていたんですね。
「児を貰はう」
「児を貰はう」
嗄(しはが)れた凩の声の
聞えわたる冬の夜半。
「子供はひとり先日(こなひだ)あげました、
あれでもう宥して下さい。」
私と妻とは悲しく答へて
畏れに堅く抱き合ふ。
[No.736]
Re: 池波正太郎「ドンレミーの雨」
投稿者:
投稿日:2011/12/23(Fri) 22:59
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さんらく亭さん、池波ファンのみなさん、
> わたしも池波ファンで「剣客商売」「真田太平記」「鬼平犯科帳」の文庫本はほぼ全巻持っていたのを数年前に処分しましたが、手元に「フランス映画旅行」だけが残っています。1977.6に初のフランス旅行、それも50年間見てきたフランス映画の名残りを訪ねるための旅の紀行文です。
> カバー写真にはじまり、口絵の水彩画9点、挿絵、写真とすべて本人の作です
「フランス映画旅行」をお持ちなら、S・O・Fの老主人セトル・ジャンのスケッチも見られますね。
正太郎は、フランスの俳優ではジャン・ギャバンがとくにお気に入りだったようですね。もっとも、ルイ・ジューヴェも墓参りするくらいなんだからメッチャ好きだったんでしょうねえ。
「ドンレミー」と「映画旅行」だけでなく「旅は青空」でもフランスやスペインの絵が見られますね。(*^_^*)
映画関係では、ほかに「映画を見ると得をする」とか、「味と映画の歳時記」「池波正太郎のフィルム人生」などたくさんありますね。
「映画を見ると」は字づらばかりでしたが、「歳時記」にはディアナ・ダービン、パリの街頭風景、「道」のなかからジェルソミナとザンパノのスケッチ、「モロッコ」のラストシーンなど、映画好きにはたまらない挿絵が入っています。(*^_^*)
[No.735]
Re: 人類学を神話からDNA科学へ
投稿者:
投稿日:2011/12/23(Fri) 22:54
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みなさん。まいど。
>
> >一度読んで損はない本でしょう。
> いや、読むべき本ですね。さっそくネットで江戸川区図書館蔵書にあることを確認しました。崎谷さんの前著『DNA でたどる日本人10万年の旅』(2008年)は、分子人類学を軸とし、言語、文化を含む学際的な内容の本で、とても刺激的でした。ご紹介の本は、最新の知見にもとづき、さらに多角的な視点で列島の歴史が語られるのでしょう、楽しみです。
私も、あらめて探して、読んでみましょう。
わたしが、これに注目したのは、以前にのべたんやけど、日本人固有の遺伝子D2というのは
海外に出ていってへん。
朝鮮併合、満州の建国、古くは朝鮮出兵などいろいろ侵略意図が有ったといわれるようやけど、
固有の遺伝子が、日本列島の範囲外にいってへんことは、防衛が目的やったんやいうことの証拠のように、おもいますねん。
Toshichan in Kyouto-fu
[No.734]
Re: 池波正太郎「ドンレミーの雨」
投稿者:
投稿日:2011/12/23(Fri) 20:51
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マーチャン こんばんは
> セトル・ジャンは、剣客秋山小兵衛さんが、よくいく料亭「不二楼」のフランスバージョン?
> パリの下町には、お江戸と相通ずるものがあったのでしょうか。
> いずれにせよ、わたしは、池波正太郎さんも、パリも大好きです。
そうそう、秋山小兵衛の「剣客商売」を書き落としてました。
おはるさん 大好きでした(^-^) 三冬もいいけど、、、
鬼平に出て来る江戸の店よく行きましたよ
本所深川の軍鶏鍋屋「五鉄」がまだ健在で感動しました。何年も前のことです
さんらく亭@甲子園
[No.733]
Re: 人類学を神話からDNA科学へ
投稿者:
投稿日:2011/12/23(Fri) 20:11
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GRUEさん、こんばんは。
>一度読んで損はない本でしょう。
いや、読むべき本ですね。さっそくネットで江戸川区図書館蔵書にあることを確認しました。崎谷さんの前著『DNA でたどる日本人10万年の旅』(2008年)は、分子人類学を軸とし、言語、文化を含む学際的な内容の本で、とても刺激的でした。ご紹介の本は、最新の知見にもとづき、さらに多角的な視点で列島の歴史が語られるのでしょう、楽しみです。
次は先にToshichanさんが紹介されたハプログループ図ですが、少し横道へそれます。
http://www.scs.illinois.edu/~mcdonald/WorldHaplogroupsMaps.pdf
この図で使われている米大陸先住民の分類名称AM(アメリンド)、ND(ナデネ)、ES(エスキモー)、AL(アリュート)は、もともと言語学の用語のようです。先住民の移住経路・時期などの研究において、従来の人類学、考古学、言語学に分子人類学という強力なツールが加わっているということですね。
[No.732]
Re: 池波正太郎「ドンレミーの雨」
投稿者:マーチャン
投稿日:2011/12/23(Fri) 20:09
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唐辛子 紋次郎さん 男爵さん さんらく亭さん
> まず題がいい。ドンペリなら知ってるけど、ドンレミーは知らない。それでも、かまわない。
たしかに。
フランス旅行をするときは、ご自分のいきたいところへ
ご自分だけのための通訳と運転手をつれていく。
通訳さん(佐藤隆介氏)は夕食に出かける前に、
レストランからディナーのメニューを借りてきて翻訳しておいてくれる。
結構な旅ですね。
セトル・ジャンは、剣客秋山小兵衛さんが、よくいく料亭「不二楼」のフランスバージョン?
お江戸で、おはるさんの漕ぐ小舟で移動する、
そののりで、Y氏の運転するボルボで、動きまわる。
パリの下町には、お江戸と相通ずるものがあったのでしょうか。
いずれにせよ、わたしは、池波正太郎さんも、パリも大好きです。
[No.731]
Re: 池波正太郎「ドンレミーの雨」
投稿者:
投稿日:2011/12/23(Fri) 17:57
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唐辛子紋次郎さん こんばんは
> この本を手に取った人は、天は二物を与えず、という言葉が、真っ赤なウソであることを立ちどころに悟るはずである。
まったく同感です(^-^)
わたしも池波ファンで「剣客商売」「真田太平記」「鬼平犯科帳」の文庫本はほぼ全巻持っていたのを数年前に処分しましたが、手元に「フランス映画旅行」だけが残っています。1977.6に初のフランス旅行、それも50年間見てきたフランス映画の名残りを訪ねるための旅の紀行文です。
カバー写真にはじまり、口絵の水彩画9点、挿絵、写真とすべて本人の作です
パリやマルセイユやノルマンディの風景、ジャン・ギャバン、デュヴィヴィエ、ディートリッヒ、マルセル・カルネ、ルイ・ジューヴェなどがここに出て来るような感じがします
「鬼平犯科帳」に出て来る江戸の料理を探訪して歩いたのを思い出しました(^_-)/
さんらく亭@甲子園
[No.730]
日本語教師になるには
投稿者:男爵
投稿日:2011/12/23(Fri) 17:09
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日本語教師になるには
ぺりかん社の「なるにはBOOKS」シリーズの84
適性と心構え
多国籍の生徒たちに教える喜びと難しさ
求められる資質
・明るく、ユーモア・サービス精神にあふれている。
役者のように 大きな身振り手振りで はっきりと言う あきさせない授業展開・言語への興味と知識がある。
日本語教師は外国語学学校で学んだ体験があるとよい。
・日本語を客観的に理解し、使う能力をもっている。
日本語の方言 男言葉と女言葉 年齢や場面によって使い分ける言葉
自分の言葉の癖を見つめなおし、学習者が使うべき言葉を効率よく教える必要がある。
・偏見をもたず、柔軟性がある。
教師となると生徒をどうしても見下してしまう人もいる。みんなそれ相応の年齢に達しているので対人間として接することは当然である。
「○○人だから」といって決めつけたりしてはならない。
・日本をよく知っている。
生徒にとって日本語教師は日本人の代表である。茶道・武道などの伝統文化から、アニメやポップスミュージックなどの大衆文化、日本史と日本にかかわる世界史など幅広く知っていたほうがよい。
大切なのは「想像力」と「熱意」である。
国が違えば常識も違う。
漢字の使う国の学生と、英語を使う国学生と、漢字・英語を両方とも使わない国の学生が混ざっている場合、
不公平にならないよう教材を工夫したり、別に時間を割いて弱点を補ったりする。(超過時間サービス)
国によって常識も違うし、同じ国の学生でも個々の性格は異なる。
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