私が読んだ本 
(期間:2011.11.1 - 2011.12.31)

 子どもの時から今に至るまで、たくさんの本を読んできました。
 そこで、みなさんが読まれた本を紹介してください。
 元気の出る本でもいいし、楽しい本でもいいし
 役に立つ本でもいいです。
 電子図書のことでもいいです。


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  • [No.312] Re: ゲーテ「イタリア紀行」 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/30(Wed) 05:46
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    画像サイズ: 732×616 (55kB)
    唐辛子 紋次郎さん

    > あっしが列車でフランスからイタリアへ入ったのは、サンゴッタルド峠からだったが、ゲーテは馬車でブレンネル峠を越えて入国したようです。

    ゲーテはカール・アウグスト公からの招請を受け、その後永住することになるヴァイマル公国に行った。

    アウグスト公は当時まだ18歳で、父アウグスト2世は17年前に20歳の若さで死亡し、代りに皇太后アンナ・アマーリア(アウグスト公の母親)が政務を取っていた。

    26歳のゲーテはアウグスト公から兄のように慕われ、王妃からの信頼も厚く、また先輩詩人ヴィーラントを始め多くの理解者に囲まれ、幸せだった。

    やがて、ゲーテは公国の閣僚となりこの地に留まることになる。
    ゲーテをこの地にもっとも強く引き付けたのはシャルロッテ・フォン・シュタイン夫人との恋愛であった。

    それから10年間、シュタイン夫人との恋愛が続き、ゲーテは政務に没頭した。
    ゲーテは着実にヴァイマル公国の政務を果たし、1782年には神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世により貴族に列せられヴァイマル公国の宰相となった。

    1786年、ゲーテはアウグスト公に無期限の休暇を願い出、9月にイタリアへ旅立った。
    ゲーテにとってイタリアはかねてからの憧れの地であった。
    出発時ゲーテはアウグスト公にもシュタイン夫人にも行き先を告げておらず、イタリアに入ってからも名前や身分を偽って行動していた。

    ゲーテはまずローマに宿を取り、その後ナポリ、シチリア島などを訪れ、結局2年もの間イタリアに滞在していた。
    ゲーテはイタリア人の着物を着、イタリア語を流暢に操りこの地の芸術家と交流した。その間に友人の画家ティシュバインの案内で美術品を見に各地を訪れ、特に古代の美術品を熱心に鑑賞した。

      ☆    ☆
    ローマ近郊におけるゲーテの肖像(ティシュバイン画)

    この絵を見にフランクフルトの美術館に行ったら
    フェルメールの地理学者があった。


    [No.311] Re: ゲーテ「イタリア紀行」 投稿者:   投稿日:2011/11/29(Tue) 23:19
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    あっしが列車でフランスからイタリアへ入ったのは、サンゴッタルド峠からだったが、ゲーテは馬車でブレンネル峠を越えて入国したようです。

     チョット興味深かったのは、紀行の最初の方、トルボーレというところの宿の描写で、ドアに鍵がないのを心配したゲーテに主人は、マッタク心配ありません、たとえあなたの携行品がすべてダイヤモンド製であったとしても、と答えているところです。

     あっしらにも、同じような経験があり、鍵はと聞くと、宿のひとはNot necessary.と答えたのです。

    しかも驚いたことには、中国の奥地でもあるまいに、この宿の客室にはトイレがない。これにも、宿の主人はおもむろに中庭を指さし、お好きなところでドーゾだって。(@_@;)

     日本でも、昔はトイレは屋内でなく、表で、でしたな。でも、さすがに、「どこでも」という大らかさまでは、なかったけれど。(*^_^*)


    [No.310] 雪女 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/29(Tue) 22:32
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    小泉八雲の「雪女」
    英語の勉強でつかうテキスト「怪談(Kwaidan)」。

    武蔵の国のある村に、茂作と巳之吉という2人の樵が住んでいた。
    茂作はすでに老いていたが、巳之吉の方はまだ若かった。

    なんと
    この舞台は青梅だった。
    http://knowhow.dreamgate.gr.jp/localbrand/
    八雲の家の女中さんはこの青梅のあたりの出身で
    彼女から聞いた話をまとめたのが雪女だというのです。


    [No.309] Re: 震災歌集 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/29(Tue) 22:18
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    あやさん  さっそくありがとうございます。

    > 今、ここにあるのは、「震災歌集・長谷川櫂」というものです。
    > 2011年4月25日初版、5月10日再版
    > と「なっています。
    > わが友人の95歳になる男性が送ってくださったのです。

    新しい歌集
    しかも
    95歳とは!!!

    > はじめは
    > 津波とは波かとばかり思ひしがさにあらず横ざまにたけりくるふ瀑布
    >
    > おわりは
    > 復旧とはかなげな言葉さはあれど喪ひしものつひに帰らず
    >
    > と、124の短歌が収められている。

    ただただ感心いたしました。


    [No.308] 震災歌集 投稿者:   投稿日:2011/11/29(Tue) 22:11
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    趣味は「読書」と公言して憚らなかった子供時代、青春時代、
    中年時代と過ごしてきました。
    そして、歳を取ったらなお読書に励むぞー。と集めまくった
    本は現在本棚にはなく、押入れに眠っています。

    つまらない本ですが、何百冊あるでしょうか。
    もう読めないと思っています。

    なんて書いたら叱られそうですね。そんなことなら書かないでって!

    今、ここにあるのは、「震災歌集・長谷川櫂」というものです。
    2011年4月25日初版、5月10日再版
    と「なっています。
    わが友人の95歳になる男性が送ってくださったのです。

    はじめに、
    3月11日東日本一帯を襲った巨大な地震と津波、東京電力の
    原発事故からはじまった混乱と不安の12日間の記録である。
    その夜からである。荒々しいリズムで短歌が次々に湧きあがって
    きたのは。私は俳人だが、なぜ俳句でなく短歌だったのか、(略)
    とあった。

    はじめは
    津波とは波かとばかり思ひしがさにあらず横ざまにたけりくるふ瀑布

    おわりは
    復旧とはかなげな言葉さはあれど喪ひしものつひに帰らず

    と、124の短歌が収められている。

    俳人が短歌をとは、俳句とは季語というものが必要になる。
    私も地震の句を何句か作ったが、短歌のようには作れない。
    そんなところに俳句の難しさがあると思う。

    流れいく我が家を山より見ていたとメールをくれし友をいたみぬ あや

    今、こうして書きながら浮んだ自作の短歌である。

    その95歳の友人は、いまだ本を読み続けていて、私に
    関係したものは送ってくださるのでありがたいと思っている。
    いつか介護の本も紹介したい。


    [No.307] 安吾捕物帖 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/29(Tue) 22:08
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    いつかテレビドラマになった
    坂口安吾の
    明治開化 安吾捕物帖

    テンポが速くて
    登場人物の関係がよくわからず
    何度も読み返す。

    事件が起きて
    花逎家因果(迷探偵)、勝海舟(瞑探偵)、結城新十郎(名探偵)の順で登場する。
    勝海舟の推理はいいところまでいくが、結局新十郎が謎を解き明かす。、


    [No.306] 野菊の墓 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/29(Tue) 21:57
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    15歳の政夫と2歳年上の従姉民子との淡い恋。
    夏目漱石も絶賛。

    作品の舞台となったのは、千葉県松戸市矢切付近です。

    柴又の寅さんの映画の舞台を見てから
    矢切の渡しを船で渡って松戸にいたる。

    そこに案内してくれた千葉県の住人の方は
    作者の伊藤左千夫はここから遠い千葉県山武市の出身なのに
    どうしてこの松戸に舞台を設定したんだろうと言ったのが印象的でした。

    思うに
    作者の思い出の悲恋があったかもしれない故郷を舞台にすると
    さしさわりのある人がいるかもしれないので
    同じ千葉県ではあるが遠くはなれた関係のない
    この松戸を選んだのでしょうか。


    [No.305] Re: 「体制維新 大阪都」 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/29(Tue) 21:26
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    季寿(きよし)さん、 みなさん

    > 「体制維新 大阪都」は、橋下徹と堺屋太一の対談と、昨日行われた市長選で
    > 当選した橋下氏の都構想の内容が詳細に書かれています

    新大阪市長の考えていることが
    頭の悪い私にはよくわからないのです。

    しかし
    当選したということは支持者が多いわけで
    大阪もこれからだんだん変わっていくでしょう。

    よくなることを期待します。


    [No.304] Re: 青い鳥 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/29(Tue) 21:17
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    まやさん  こんばんは

    > 私にとって忘れられない本といえば先ずメーテルリンクの「青い鳥」です。

    >  『青い鳥』はモーリス・メーテルリンク作で、1908年に発表された5幕10場の
    > 童話劇です。2人の兄チルチルと妹ミチルが(夢の中で)過去や未来の国に幸福
    > の象徴である青い鳥を探してまわるが、結局はそれが最も自分たちに近いところ
    > にあったことに気づく話です。

    身近にいた青い鳥
    でも最後にちょっとした手違いで
    青い鳥は飛び去ってしまった。

    この劇の中で
    動物たちが人間に反乱を起こす場面があります。
    実は飼い猫が、かげにまわって、そそのかすのです。
    チルチルとミチルの危機一髪、そのとき飼い犬が助けに走ってきます。
    しかし、チルチルもミチルも猫の悪だくみに気がつかない。猫が犬にいじめられると聞いて犬を叱ったりします。

    観客は、悪い猫だ、やっぱり犬は飼い主に忠実だと思いますが
    どうやら作者は猫が嫌いみたいなようです。


    [No.303] Re: 八墓村 投稿者:男爵  投稿日:2011/11/29(Tue) 21:10
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    季寿(きよし)さん、 YKOMAさん 

    > 金田一耕助シリーズで「犬神家の一族」というのもありましたね
    >
    > 映画化されたのを見たことがありますが、どのような内容だったかは忘れました

    遺産争いにまつわる殺人事件が続く....

    「相続権を示す犬神家の家宝」
    斧(よき)・琴(こと)・菊(きく)
        ↓
     「良き事聞く」

    この「犬神家の一族」も「獄門島」も
    実は戦争で出征した兵士のその後というテーマをあつかっているのです。

    横溝正史は歴史とか当時の日本の世相を小説に反映させているのです。
    そういう意味では社会性はあるのです。


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