子どもの時から今に至るまで、たくさんの本を読んできました。
そこで、みなさんが読まれた本を紹介してください。
元気の出る本でもいいし、楽しい本でもいいし
役に立つ本でもいいです。
電子図書のことでもいいです。
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[No.144]
モンゴメリ
投稿者:男爵
投稿日:2011/11/20(Sun) 10:58
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ハリー・ブルース著 橘高弓枝訳
モンゴメリ
「赤毛のアン」への遥かなる道
1996年
著者はカナダ生まれのノンフィクション作家
「赤毛のアン」の作者のモンゴメリについては
日本人女性のいくつかの評伝がある。
たぶん、それらの日本人女性たちの本の原稿は
この本を参考にしているであろう。
なお、海外のモンゴメリ評伝の本はかなりあるようだ。
「赤毛のアン」の全集を読んでアンに惹かれた読者は
このような作者の解説書を読むのがよいのかどうかは
むずかしい。
というのは、作者の実生活を知って
人間の生き方の苦労も知ることで
作者の理解は増えるのだが
人生は夢とか希望だけではないという現実を知らされることになるから。
[No.143]
火の鳥
投稿者:男爵
投稿日:2011/11/20(Sun) 10:51
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池田啓晶:火の鳥
世に手塚治虫の代表作品は「鉄腕アトム」と「火の鳥」と言われている。
これは、手塚治虫の漫画作品「火の鳥」の評伝である。
著者は、「火の鳥」のテーマは「生と死」だという。
そして
石ノ森章太郎の「火の鳥」のテーマは「時間」だという説を紹介して
それもありと言っている。
漫画家里中満智子も、「火の鳥」を一度読むことを勧めている。
全部読むのが大変なら一冊でもいいから読めばよい
と言っている。
[No.142]
Re: ああ、これもあった、あれもあった
投稿者:男爵
投稿日:2011/11/20(Sun) 10:39
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唐辛子 紋次郎さん
> タイトルは「教科書でおぼえた名詩」(文春編)となっていて、昔は愛唱していたかもしれないが、今では自信を持って口ずさむことのできない、あれこれの名詩がすべてここにある。
> 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」、藤村の「小諸なる古城のほとり」、「初恋」、晩翠の「荒城月」、独歩の「山林に自由存す」、白秋の「落葉松」、中也の「汚れつちまつた悲しみに」、達治の「雪」、晶子の「君死にたまふこと勿れ」、孟浩然の「春暁」、敏ーブッセの「山のあなた」、大学ーコクトオの「耳」、ヴェルレエヌー敏の「落葉」などなど。鴎外の「ミニヨンの歌」も落とせない。
島崎藤村の「初恋」
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたえしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
舟木一夫が歌っていましたね。
http://www.youtube.com/watch?v=SGvJuVd2LoY
http://www.youtube.com/watch?v=WvdnBT2hC5E
♪ ♪
レモンの木は花咲きくらき林の中に
こがね色したる柑子は枝もたわわに実り
青き晴れたる空よりしづやかに風吹き
ミルテの木はしづかにラウレルの木は高く
雲にそびえて立てる国や 彼方へ 君とともにゆかまし
森鴎外訳「ミニヨンの歌」
ゲーテの小説『ウィルヘルム・マイスターの修業時代』から題材を採ったのが
アンブロワーズ・トマの歌劇「ミニョン」。
「君よ知るや南の国、樹々実り花は咲ける、風はのどけく鳥は歌い、ときをわかす胡蝶舞い歌う…(堀内敬三訳)」
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/1921/comments.html
[No.141]
ああ、これもあった、あれもあった
投稿者:
投稿日:2011/11/20(Sun) 09:23
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現代の和歌、俳句、詩だけではない。古今和歌集、うろ覚えの漢詩、西洋の詩なんでも載っている。
タイトルは「教科書でおぼえた名詩」(文春編)となっていて、昔は愛唱していたかもしれないが、今では自信を持って口ずさむことのできない、あれこれの名詩がすべてここにある。
目次をざっと見ただけでも、つぎつぎ懐かしい詩が目に入る。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」、藤村の「小諸なる古城のほとり」、「初恋」、晩翠の「荒城月」、独歩の「山林に自由存す」、白秋の「落葉松」、中也の「汚れつちまつた悲しみに」、達治の「雪」、晶子の「君死にたまふこと勿れ」、孟浩然の「春暁」、敏ーブッセの「山のあなた」、大学ーコクトオの「耳」、ヴェルレエヌー敏の「落葉」などなど。鴎外の「ミニヨンの歌」も落とせない。
みなさんは、このうち、どんな歌がお好きですか?
[No.140]
Re: 血は欲の色
投稿者:男爵
投稿日:2011/11/19(Sat) 19:41
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季寿(きよし)さん こんにちは
> 澤田ふじ子著 「血は欲の色」 タイトルの他6話の短編が収められています
>
> 副題の、公事宿(くじやど)とは、訴訟のために地方から江戸・大坂・京などに出て来た者が泊まっ た宿の事、
> 公事宿に居候する主人公が、相談相手になったり、事件にも直接乗り出して数々の事件を解決する話の、人情たっぷりの時代小説です
澤田ふじ子
血は欲の色 公事宿事件書留帳
幻冬舎
評判のいい本ですね。
妾腹のために弟に家督を譲ろうと出奔した過去を持つ主人公。
どこか
遠山金四郎遠山や長谷川平蔵を思わせます。
[No.139]
飢餓海峡
投稿者:男爵
投稿日:2011/11/19(Sat) 14:37
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洞爺丸台風と北海道岩内の大火という
歴史的な事件をヒントに
しかし
年代はずっとさかのぼって戦後の混乱期におきかえた小説。
上野にあふれる浮浪児 夜の女たち カストリ
読みやすい。一気に読んでしまった。
人物の心理描写も無理がない。さすが。
水上勉:飢餓海峡
改訂決定版 上 332頁
改訂決定版 下 379頁
2005年
この小説の当時には、まだプレハブ建築はなかったが
不用意にそういう言葉を使っている。
など著者の気づいた点を直している。
[No.138]
血は欲の色
投稿者:季寿(きよし)
投稿日:2011/11/19(Sat) 10:03
[関連記事] URL:http://blogs.yahoo.co.jp/tmgw19 |
[No.137]
大塚女子アパートメント物語
投稿者:男爵
投稿日:2011/11/19(Sat) 07:52
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川口明子:
大塚女子アパートメント物語
オールドミスの館にようこそ
建物内部の写真も載っている。
第一章 モダンガールのご出勤
月給五十円以上のキャリアウーマン
襖で仕切られた生活からの脱出
「おひとり様」にとって快適な空間
ドア1枚で守られたプライバシー
第二章 同潤会を悩ませた主張する女たち
モダンガール=不良少女?
スキャンダラスな「丸ビル魔女」
モダンガールは社会運動でなく、個人の選択だった
第三章 この人たちのシングル・ライフ
時代の先端を突っ走って
谷崎潤一郎の妻になれなかったモダンガール
「神」でもなく「玩具」でもなかった女
第四章 バイオリニストを育てた異国の住人
革命が連れてきたロシア人一家
バイオリニストの揺籃となった部屋
戦争がユートピアを侵蝕する
第五章 怪しい女やフェミニストが蠢く美しい廃墟
エリートの住まいから低所得者の住まいに
転がりこんできたフェミニズムのリーダー
「あんなところにいるから病気になる」
女の敵は女 同性の目は厳しく温かい。
[No.136]
社長の半生 オレ反省
投稿者:男爵
投稿日:2011/11/19(Sat) 07:29
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広島経済大学 興動館
サクセスストリーリー
出版プロジェクトの本
「社長がもっている人間力」に観点を置き
広島の経済界で活躍する9名の社長に
社長の苦労話や、学生への熱い想いを中心に
インタビューすることで
「人間力」とは何なのかを直接聞き出そうと考えた。
この本が成功したのは
協力した地元広島の社長たちの積極的な協力と
学生の視点でインタビューの雰囲気を残しながら
簡潔にまとめたことであろう。
自分には「クリエイティブな力」はあまりないが
「アレンジする力」があることに気がついた。
クリエイティブな力は人が思いつかない物をつくる力だが
その物がいつも売れるとは限らない。失敗も少なくない。
アレンジする力で、有名なデザイナーの作品からチョイスして
アレンジして売ることをやってみたら成功した。
このアレンジする力がマーケティングだということに気がついた。
父親から赤字の醤油会社と自動車学校をひきついで
有機醤油会社に変えオリジナルギフト商品をつくり
自動車学校は名前を変えるなど努力した結果
成功した話。
ひとつ気になったのが、某会社社長の学生時代の話
よく勉強した。アルバイトの必要がなければアルバイトせずに勉強するのがよい。
この社長は図書館に開館前から並び、開館と同時に自分の席を確保する。
そこに本を置いたまま、大学に行き講義を受ける。
大学が終わると図書館に戻り本を読む。
頭が疲れたら近くの先頭に行き、また図書館に戻り図書館が閉まるまで本を読んだ。
学食で昼の込むときに席取りはやめようと掲示が出ているのを思い出す。
エゴイスティックなまでに自分の主張を押し通して本を読んだ社長は有名大学の卒業生。
この大学の学生の中には、このような自己中心的な学生もいると私の知人が言っていたが、そうでない人の話を聞いて人を助けようとする人もいる。
この本に載っている唯一の女社長
子供を産んでから、女の人を応援する会社をつくろうと思った。
新卒採用の条件は「素直で、愛嬌があって、タフ」
タフというのは、健康だけじゃなくて精神が強いこと。
[No.135]
Re: ペロー童話集
投稿者:男爵
投稿日:2011/11/19(Sat) 06:55
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唐辛子 紋次郎さん、みなさん、
> > ペロー童話集には必ず作者ペローの教訓がついています。
> 「完訳ペロー童話集」の末尾の解説で、訳者の新倉朗子氏は「赤ずきんちゃん」の話は、「童話集」中ただ一つの不幸な結末を持つ話であり、」と書き、
今読んでいる岩波少年文庫113ペロー童話集には
1697年版の散文物語集全篇に1695年版の韻文物語集から二篇を加えて
十篇の話が載っています。
ほかにも目についたのが以下の話です。
「サンドリヨン」これはグリム童話の「灰かぶり」に対応する話で
英語の「シンデレラ」によって世界で一番有名な話になりました。
「おやゆび小僧」
七人兄弟のチビの末っ子が活躍して、飢饉のとき木こりと妻が子ども
たちを森の奥に置き去りにするピンチから脱出する。
グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」の類話。
「ロバの皮」
王女が父親の求婚をとこわるため、みにくい姿をして下働きのつらい仕事を続けるうちに王子に恋される話。
日本昔話の「姥皮」が似た話。
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