画像サイズ: 360×510 (42kB) | このシリーズには「パリ」「ロンドン」「オランダ」「イタリア」があるらしいが、あっしはその内の「オランダ歩けば」と「イタリア歩けば」を読んだように思う。著者の林さんはムサビ出だが、この学校の出身者には変わり者も多い。
いま手元には「イタリア」しかないが、じつに面白い。徘徊老人の端くれである紋爺もケッコウ、その路上を歩くわけだから、偶には今世紀初の大発見があってもよさそうだが、そういうものはまずない。
たとえばあっしも、林さんと同じようにヴェネツィアへは何度か行っているが、こうも夥しい数のライオンを発見することは出来なかった。
「ローマの休日」で、グレゴリー・ペックの手が抜けなくなって、焦りまくったあの『真実の口』も、コスメディン教会ののほかに、ふたつみつ、チャンと写してきている。もっとも、ペックの以外は『真実の』口ではなく、『偽りの』口だと云われれば、それまでだが…。(-_-;) |