[No.162]
Re: 大菩薩峠
投稿者:男爵
投稿日:2011/11/21(Mon) 10:49
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YKOMA さん こんにちは
> 中里介山は青春時代に読んだことがあります。わけのわからない
> 話が延々と続いて、何処まで読んだのか覚えておりません、ただ
> 巡礼親子を龍之介が殺す場面があったとしか、今となっては判然
> としない記憶であります。
それは最初の場面ですね。
罪もないのに殺される老いた巡礼こそ迷惑悲劇。
> それというのも、わたしの家から東に見える大菩薩嶺は毎日眺め
> ていたし、あれを越えれば八王子・東京があると思っておりました。
> それに加えて、話の中に八幡代官の駒井某というのが出てくるし
> 八幡村はごく近くにありましたから。
> (この話は以前に男爵さんとやりとりしましたね)
そうでした。
幕末を背景に、悪名高い代官を象徴するような神尾主膳が甲府勤番にまわされて
これ以上ないという悪のキャラクターを発揮しはじめると
そこに後半の主人公となっていく駒井甚三郎が勤番支配として着任する。
二人のあいだに確執と権謀術策が交わされ....、
> 後年、右旋回しか出来ない故障の日航機が駿河方面から来て
> 羽田を目指したのが、大菩薩嶺に阻まれて引き返すところを、
> たまたま帰省中に目撃しました。例の御巣鷹山事件ですね。
日航機の事故は今も印象が深いです。